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東分教会整理のため前川菊太郎、平野楢蔵出張の願

さあ/\尋ねる処/\、どうもこれ/\一時の道が一つ治まらん、どうも治まらん。一寸見ればそれは治まろうまい。理を以て治めにゃ何遍でも治まらん。前々の事情からだん/\余儀無くの道も通り、どんな中も越してどうなりこうなり、日月年限の事情というなれど、今の心であればどうも治まらん。一時始めた理は消す事も埋める事も出けん。よう/\の日が経って、よう/\出け掛けたる。一時人気が悪いに就いて、治め方が出けんという日が来たる。自由という日が無くばなろうまい。一人二人代わりての事情なら、一時速やかなる処の理を諭す。よう聞き取れ。底無しには、何ぼ澄んだ水でも入れる事は出来ようまい。底がありてこそ、なむ/\ながら水が盛れたる。この理をよう聞き分け。治め方には、どうでも一度行かにゃならん。どんな事も、重い理も一つ話の理によりて軽い。神一条の道の理を思やんせよ。倒そうと思えば我が身倒れる。転かしたら転ける。よう聞き分け。今に倒そうかという理を持って居る者もある。一時成らにゃ成るようにしようかという、一つの心を持って掛からにゃならんで。
【説明】
(1) ちょっと見たら、それは治まらないように見えるだろうが、天の理で治めないと何遍でも治まらない。 (2) 上原会長が東京布教を始めたという理は、消すことも埋めることもできない。年限が経って、ようやく固まりかけてきたのに、一時人気が悪いから治め方ができないという日がきた。 (3~4)底無しには、どんなに澄んだ水でも入れることができない。どのように難しく見えることも、説き聞かせることでわかる。神一条の道から考えよ。天の理を倒そうと思えば、わが身が倒れる。
【摘要】
(1) 建設中に教会が倒れるなどのふしがあっても、たんのうして、むしろ心を定めて通ることが大切。先には大きな楽しみの道がある。 (2) その他教会長を辞退したいという場合にも、よく考えることである。絶望的に見える事情にも、必ず解決の望みがある。 (3) そこで会長を辞職したいという場合には、代わる代わる足を運んで諭してやれ。三度までは説得に足を運んでやれ。 (4) そこまでしても、やめたいという場合には仕方がない、惜しいものだが。後任会長には丹精をつくしたものを運ぶ。 (5) 何かの都合で会長排斥運動などが起こったような場合、あくまでも元一日を考えて、天の理で治めることである。元々の理を捨てたなら、株たを捨てたようなことになる。 しかし、そのような場合、会長の方も人間心を混ぜ合わせていないか反省せねばならぬところがある。そして、あくまでも広く大きい心で育てることである。 (6) 会長辞職問題などが起こった時、上級教会などで心配するのも無理はない。しかし自分が病気になることを思えば大したことはない。 (7) このような問題に当たる時、何もない所から始まったのだ、ということを考えたら、必ず事情解決のご守護がいただける。また、どんなに見通しが暗くとも、必ず鮮やかなご守護がいただけるのだから、真実の心でかかれ。

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