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柏原友吉四十四才身上願

さあ/\だん/\事情尋ねる。身上に一つ長らえ不足なりたる処、どうでもいかんどうでもならん日々送る処、事情によって大変。一時以てどうという事あろまいなれど、重々迫りたる。どうという心更に持たず、これまで成らん処尽した理は、いつ/\まで長らえての処末代という。よう聞き分けて、いかなる事もたんのう。身上不足ありて、たんのう出けやせん。なれど、よう聞き分けば、たんのうせにゃなろまい。身上不足なりてたんのう出けやせん。なれど、聞き分けて、たんのうは前生さんげえと言う。身上不足なりて、なか/\たんのう出けようまい。なれど、世上から聞き分けば、たんのう。これまで運んだ中のこれとは、内々にも思わず持たず、末代の理を聞かす限りは、楽しみ一つの理を治めにゃなろまい。

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