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松村吉太郎小人チヱ出直しの後あと/\心得のため願

さあ/\尋ねる処/\、先ず一つ事情どういう事も分かり有る、分かり無いと言う。皆んなそれ/\真実の理のある事であろう。一時思い掛け無き事情、何でこういう事と思うやろう。さあ/\取り直し/\よう聞き分け。多くの中という。多くの中には幾重の理もある。どういう事の治め方、治まり方よう聞き分け。どんな者にも理は一つ/\ある。詰め合い一つの理にも諭さにゃならん。これまで道があって道が分からん。広くするなら、広くの心を台として運ばにゃならん。どんな所へも談じにをい掛けて運ぶが道と言う。この事情さえ万事の理に運べば、案じの理は無いもの。又々それ/\の中には理の有る処、皆んな治めたる処、早い遅いも無い。にをい一つの理は治まりあろう。第一事情、理より治めば先々皆治まる。この理を一つ諭し置こう。
【説明】
(1) 松村吉太郎氏 高安大教会初代会長。 (2) この思いがけない事情を、どうしてこういうことになったと思うであろう。心を取り直してよく聞き分けるように。どんな者にも親神は理を見せてくださっている。これまで道があって、道がわからんような状態であった。屋敷を広くしようとするには、心を広くして通らねばならない。どんなところにも談じ合いをし、にをいがけをしてゆくのが、まことの道である。このたびの事情は万事、この理に従って心を治めて通れば、何も案じることはない(「高安大教会史・上巻」参照)。
【摘要】
(1) 出直しはすべて、その人のいんねんに基づいて、親神のなさることである。出直してもまた、この世に生まれかわらせていただくのであるから、この事情を一つのふしとして神意を悟り、よくそれを心に治め、たんのうして勇んで通ることが大切である。 (2) 親神は早く出直すところを、その人の心定めに応じて、引き伸ばしてくださったり、また身代わりの出直しをさせてくださることがある。いずれも親神の守護によるものである。 (3) 出直しという事情に際しては、お互いに淋しい思いをさせず、皆が心を寄せ合い、たすけ合っていくことが大切である。 (4) このお道は将来末代の理であるから、どんな難儀不自由の中も、将来を楽しんで勇んで通っていくことが肝要である。

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