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刻限の次に平野楢蔵胸迫りし時の願

案ぜる事は要らんで/\。理から皆迫りたると言うやによって、早く/\道を/\。ほんの一言一寸説いたるから、この理に基づいてくれ。なか/\の道であったやろ。今までは思うて居ただけで、心に分からなんだやろ。そうやから何も思う事は要らん。よう思案してみよ。種を下ろして置いて、今年はよう出来た/\。これよう聞き分けて楽しめ/\。不足思い掛けたら、何ぼうでも不足思わんならん。三十日試してくれ。そうしたら速やか理が分かる。速やか分かりたら不足も要ろうまい。喜ぶ理を早く/\。今までこうでありました、これからはこうなります、先はこうなります、と、一つ/\括りの理を供えにゃならん。

押して、梶本の事情まさゑの事情伺
どうもならん/\、何をしてるのやら分からん。よう思案せ。何も知らん者ばかり寄って、これまで遠い所、古い所、何も知らん者ばかり、誰がどう、彼がこう、知らん者が難しい道を通りて成り来たる道、精神だけは受け取る。どうなるもこうなるも、こうという精神は受け取る。

又押して縁談順序
そらどうなりとしたらよいやないか。成らん事せえとは言わん/\。言うたとて成らん事はどうもしようあろうまい。よう聞き分け。どういう理で出てる/\。理から研究してみよ。どうしてもこうしても成らんと言うから開いて了うたもの。なれど、小さい時から寄り合うて来たから、皆それ/\親子という理は治めてある。兄弟の理も治めてある。皆々たんのうさしてある。
【説明】
平野楢蔵、郡山大教会初代会長。 そういうりがあるから、胸がせまったのである。早く/\道を/\とやたらにせくのはいけないとほんの一言といておるから、この理に基づいてくれ。 今までこうでありました。これからはこうなります。これから先はこうなりますと一つ一つその時その時のしめくくりの理を供えよろこぶように。という意味で、胸にせまったのは、あまりにも、種を下した結果を早く見せていただきたいとせいて不足してはならないと指示されたのであろう。
【摘要】
胸せまるのは、一つには(積極的)胸に治めた理の実行の上に、又たすけ一條の上に丹精することについての親神の急き込みであり、二つには(消極的)人間思案であせってはならないということを指示されているのであって、ここに我々子供の上を思われる切ない親心を痛感せずにはおられないものがある。

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