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一同へ御話(梅谷四郎兵衞家の御願を致せし処)

さあ/\いかなる一つの事情、掃除一条、掃除一条すっきり掃除して了うで。皆片付ける道具も要る。どうでも掃除をして掃き立てる。隅から隅まで、掃除一つ道を改め。掃除の道具も要る、又片付ける道具も要る、治まる道具も要る、拭き掃除する道具も要る。いつも掃除や、あちらもこちらも掃除や。隅々までも掃除や。どういう処、心の掃除や。さあ/\後の道を改め。長いではない。今まで聞いても居るであろう。分からん一寸拭き取る。分からんこれからや心次第。今までの道いかなる聞き分け。又々の理一時見える。どちらへ見えるやら、箒何処へ靡くやら。誠一つ理を聞き分けねばならん。又安心の道もある、又細い道もある。さあ/\又見え来るで。先々映してある。よう聞き分け。真実誠は道の道。しっかり定め、心を治め、しっかり治め。これよう一つの心定めの道、心いつまでしっかりと踏ん張れ。実を定める一つの理、道の道を通す。しっかりと心を定め第一やで。
【説明】
(1) 真実誠は道の中の道である。しっかり心を治めよ。この道は心定めの道である。定めた心いつまでもしっかりと踏ん張れ。真実を定める理によって道の中の道を通す。しっかりと心定めが第一やでという意味で、お道は千筋であるが、その中で道の中の道(たすけ一条の道)を通らそうとされる神意が、道具にたとえてよくあらわれている。
【摘要】
生活水準の上昇に伴い、道一条の生活は一層困難であるという見方もある。しかし何といっても道一条の生活こそ、親神の度々の理に受け取って頂く道である。  これは全く、その人のいんねんによるのである。いかに反対であっても、旬が来たならば待ったなしに、そうならざるを得ないのである。  お道に財産をつくすことはいんねんを洗いかえるためである。その際反対に会い、また本人も不安に思うであろうが、そのために教祖のひながたが示されてあるのであり、教祖の理にもたれて通るならば、やがて闇夜が明けるような道に出ることが出来る。  いんねんならば、お道を通らなくても財産を失うようになるのであり、お道になったから財産を失ったというのではなく、失うべき旬が来たのでお道に手引きしていただいたと悟るべきである。  道一条を通る者は、 (1) いんねんの自覚とその洗いかえ (2) をやにもたれてをやのひながたをふむ (3) おさづけを取り次ぐ (4) だめの教えたるゆえんをよく治める (5) 将来を楽しむ ことが大切である。

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