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芦津部内福知山支教会水害に付本部より二名見舞いに行く願

さあ/\尋ぬる事情/\、余儀無く事情尋ぬる。余儀無く事情である。万事の処世界という。どういう事も言うたろ。聞く一つ掛かりて来れど、どうむならん。掛かりて来れば、尋ねやらにゃならん。又一つさしづして置こう。重なり/\、事情重なりて/\、いつとてもよいは/\ばかりでは通れんようになるで。よいは/\ばかりでは通れんようになると、さしづして置くで。

山中彦七、高井猶吉二名出張の願
さあ/\尋ぬる処、事情は早く運び、早く運んで、ようく心休めてやれ/\。
【説明】
(1) 事情が重なって忙しいので、いつの場合もそうだが「よいは/\」とそのままにするようでは、やがて通れんようになる。 (2) 早く見舞いに行って、心を休めてやれ。
【摘要】
火災に遭った場合 (1) 信心しているのに、なぜ火事に遭ったのかと思うであろうが、それは遁れることのできない前生いんねんの事情によるのである。「ふかき事情」「いろ/\続いた事情」「代々事情」によるのである。 (2) 物は焼けてなくなったが、人間身の内守護の理を聞き分けなければならない。 (3) 類焼の場合、類焼したということを心にかけるな。影にも思うな。 失火の場合も、誰が失態したかを皆の中でどうこう言うてはならぬ(すれ合いという連帯責任である)。どんな災難も元を知ることが大切。元を知れば安心である。 (4) 心を浚え、心を取り直し、鮮やかの理を治めよ。ふしから芽を出すのである。ふしに勇むのである。 (5) いつまでも、くよくよせず、これから先の事情を治める心を定めよ。後日の話の台になるような心を定めよ。 (6) 教会の火災は、名称の「理の台」とも言うべき事情である。 (7) 一つの道、一つの理を心に定めよ。情に流れて、すれ合ってはならぬ。順序を間違えるから怪我をするのである。 風害に遭った場合 (1) 一度のところは二度、二度のところは三度と、心を取り直して普請にかかれ。 盗難に遭った場合 (1) 盗んだ人を云々するより、こちらの心の事情を治めることが肝心。 (2) 盗まれた物品はほこりで、盗んだ人はごもく場で零れものを拾うようなもので身につかない。 (3) 警察に隠し包む必要はない。問題は盗難にあった理がわかればよい。 災害見舞について (1) 日々道の上につくしている信者を見舞ってやらねばならない。 (2) 直ちに尋ねてやるのが真実である。 (3) すぐに現地に到着できない場合は、電報ででも尋ねてやるように。

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