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郡山分教会山瀬文次郎御願の後にて、御話

事情一つ話しよう。ついでと言えばおかしいようなものや。よう聞き分け。この道並大抵ではない。長い間長い道すがら、遠く所やない、海山越すでない。月日年限事情あろう。世界から寄り来る処を見れば分かるやろう。何を持って出て来たでない。これでこそ心の持ち寄り。どれだけ財産あるとて、真似は出来ようまい。銘々心の理を以て寄り集まる理である。これだけ年限尽した理は、治めにゃなろうまい。悪風の理に混ぜられんよう、悪説に誘われんよう、悪理に繋がれんよう。三つの理いつ/\混られんよう。両手運んでも、両足運んでも、一つの理が治められん。道の理皆考え。道を通してある。年限一時の理を集めて、どういう処も連れ帰る。今に何処からどんな事情現われるやら分からん。疑い心一つ洗うよりない。遠く所より胸三寸磨くよりは外にあろうまい。これ一つ諭し置く。

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