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飯田岩治郎だん/\相つのりしに付、処分方に付願

さあ/\尋ねる事情/\、ものというは、放って置いて大事無いものと、害になるものとある。放って置いて為になるものなら、放って置いてもよい。皆んな、よう聞き分け。前々さしづ、一も取らず、二も取らず、この理よりだん/\運び来たる心という理、深きの無きうちに直せば直る。日々だん/\日が経つ程、皆んな寄り合う心に理が寄りて来る。寄る程真の理を失うて了う。こうしたならいけんやないかと、何にもならん事して、今まで積んだもの掘り起して了うようなもの。二所も三所も出来るものなら、元のやしきは要らんもの。元分からんから、そういう事するのや。数々世上に理を下ろしたるは、同じ一つの理。外にいろ/\あちらで一寸やってみ、こちらで一寸やってみても、成り立ったものはあろうまい。尽して十分運んで十分、年限経ってこそいつ/\までの事情、何やら彼やらほんの一つの答も無く、放って置くから一寸には行かん。行かんからこれまで放ってある。最初は一寸した容物に入れてあるようなもの。なれど、だん/\日が経つ、理が殖えて来れば仕舞には容物には入らんように成る。成ってからどんならん、出けてからどんならん。いかんものは誰聞いてもいかん、善きものは、誰が聞いても善きもの。あちら分かれ、こちら分かれ、とんとどうもならん。この事情聞き分けて、これから先何か万事心得てくれ。それで今日の日は、僅かの日を待って、これでと言えば、それよりすっきりするがよい。うか/\したら、どんな事になるやら分からん。悪というものは、立ち掛けたら一時は立つものや。放って置いてはどうもならん。世界には未だ/\分かりた者は僅かしか無い。早くに取りて了えば、今日の日は無きもの。それからそれと心に欲が付くから、一人出け二人出け、それが頼りになりてだん/\事情と言う。あちらこちら何も分からん者、いつまでやっても行かせん。今日の日は一寸片付けて、すっきりして了うがよいで/\。
【説明】
(1) 前にもさしづしたように、今の状態では、長年信仰してきた道を無駄にしてしまう。長い年限、道の理を聞き分けて今日まで運んできた心の理があるのだから、誤った道に深入りしないうちに改めたならば、改められないことはない。だんだんに日が経てば経つほど、互いに寄り合っている者の心に人間思案の義理を生じ、ますます誤った理を重ねてしまうことになる。そうなればなるほど真実の理を失ってしまう。だから、改めるべきだと言われながら改めずに、何もならないことをして、これまで積んできた理を掘り起こしてしまうことになる。もし、二所も三所もできるものなら、元のやしきは必要がないということになる。その元の理がわからないから、そんなことを言い出すのである。国々所々におろしてある教会名称の理というのは、ぢば一つの理から許してあるものである。その元一つの理をはずして、あちこちで本元の屋敷だと言ってみても、成り立つ道理はないのである。 (2) 悪というものは、はびこりかけたら一時にはびこってしまうものである。だから放っておくと、どうにも手がつけられなくなってしまう。世界には、まだまだ道の理を理解している者がわずかしかいない。その点をよく考えて、できるだけ早い機会に悪を取り除いてしまう必要がある。そうしたならば、今日のような大きな事情にはならなかったであろう。とかく人間は欲の心が生じやすいもので、その欲の心でひとり寄り2人寄り、だんだんと寄り合って大きな事情をつくりだしてしまうのである。道の理が何もわかっていない者に、あおちらこちらと、いくら手をつくしてみても、もう今日に及んではどうしようもない。だから、すっきり、きれいに片をつけてしまうがよい。
【摘要】
道を辿る上で大事なことは、一手一つの和であると言える。ところが万一、いろいろな事情の中で、そうした和を欠き、道の理にそむき、道から離れて行くというような者があった場合、そのことをどのように思案し、また、それをいかに扱えばよいのか。これを飯田岩次郎・橋本清の二人にかかわる事件をめぐって伺ったおさしづを通して理解しようとしたものである。 (1) 道の上に我はいらない。自分勝手な心があるから道を間違うことになる。だから、そんなことがあったならば、できるだけ早いうちに治めることが大切である。 (2) 間違って道を離れて行く者があったならば、その者が長い年限の間この道につき、道の上でつくした理を十分に考えて治め方をつけて行くべきである。そのためには、どこまでもつないでいく努力をしなければならない。 (3) 元の理の納得を与えることが大事である。教祖の理、ぢばの理という道の根もとを、しっかり心に治めさせることが大切であり、それが治まっていてこそ、すべてが成り立つことを諭してやるべきである。 (4) それでも離れて行くのならば、もはや致し方がない。悪がはびこったならば、その波及するところは大きいから、人間思案の義理に流れ、誤った理をほかに重ねることがないように整理せざるを得ない。

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