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平安部内伊賀講社五箇所共、郡山部内島ケ原支教会へ委せ、今一時花垣出張所移転の願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ皆々の者どういう事であろう思う日、まああちらこちらどういう事、判然一時分かろまい。なれど、程無う事情変わる。今一時尋ねる処、取り扱い理に委せるによって、さあ委せ置こう/\。

押して、向うは神実なく榊へでも遷座願いまして宜しきや、又平野会長も出張致すべきや
さあ/\尋ぬる事情/\、尋ぬる事情には、何も大勢行たさかいにどうという事無い。心という理治めてするならよい。大層にするさしづ治まりそうな事無い。今はほういたるようなもの何も無い。そこで真実こうと言えば真実成り立つものである。

又押して
さあ/\尋ぬる事情に、一人なりとこうという。そら運んで来るがよい。
【説明】
(1) 上野地方には早くから竜田方面からの信仰が伝わっていたと考えられ、平安所属の信者も相当あったが、明治三十年平安分教会長飯田岩次郎の水屋敷事件に加担したため所属変えになった講社がある(高野友治著「天理教伝道史Ⅲ」97項参照)。 (2) 皆の者はどういうことか一時はわからないであろうが、程なく事情は変わる。尋ねるように取り扱いについては任そう。
【摘要】
本項には、系統(直属教会)が異なる所属変更と共に、同じ系統内で、部内教会が上級教会と並列に本部直属教会の直轄教会となる場合のおさしづも含めた(註 分離の項では昇級分離し本部直属教会となるもののみ扱った)。ここでうかがわれる要約は、次のごとくである。 (1) 教会は修理が第一であって、その修理がおろそかになってはいけない。その修理を十分に行き届かす上から所属変更は許そう。 (2) 皆相談の上、こうしたらよかろうと心を揃えて事を決めるのなら、またその精神がいつまでも変わらないなら、その精神の理に許そう。 (3) 所属変更は、直属教会、上級教会、その当該教会のそれぞれの会長の精神に任すから、よく談じ合って決定するように。

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