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永尾よしゑ身上願

さあ/\尋ね掛ける処、身上尋ね掛ける。身上こういう事どういう事、身上障り彼処に障り出掛けたる。皆出る尋ねる。まあ一時どういう事が出る、こういう事が出る。どうでもこうでも、身上から事情尋ねば、事情身上案じはあろまい。又案じてはならん。身上尋ねる。事情身上に尋ねるに、よう聞き分けにゃならん。何でもなき処、辺所遠く所、こら尋ねば尋ねる。一つさしづ、又一つ年限から一つ諭し掛ける。万事の処、さしづ/\を突き合わせ、さしづを以て丸めて了うて、反故同様にしてはどうもならん。さしづありて、さしづ丸めて了うような事なら、さしづは要らんもの。好きさしづだけこうと言うと用い、ならんさしづはそのまゝという。それではさしづ取って理と言うか。よう聞き分け。どんな用あろうがあろまいが、手が抜かれんと言おうが、運ばにゃならん。身上から諭したる。万事掛かるやろ。身上切なみの処からさしづ出たもの。身上が変わらず、さしづ運ばにゃならん。いついつにも聞かんではあろまい。いつ/\皆さしづあるのや。なれど、取りようでどうもならん。どうしょうこうしょう日々遅れ来たる。時々理以て諭す。なれど、一時諭しありたと、さしづ取り掛けた。取り掛けたら、これから朝あるとも夜あるとも分からん。又刻限知らさんならん。これまで諭そと思えども、一つも取れん。日日運び方、いつまで放って置いてもそのまゝという。いつまでも放って置いては、衰えるという。これ一つ聞き分けにゃならん。そこで、めん/\年限数えて、世界見れば、今一時の理でない。前々運びから成りたる。これから一時さしづ/\、皆突き合わせ、分からねばこういう処、こういう悟り付いたが、こういう処分からん。これはどうであろと、尋ね返やして、内々の処事情にて、どうでさしづありた、身上の障りから、どういう処から掛かる、皆運ばにゃならん。事情はだん/\諭したい。又夜々に諭したい。なれど、筆取、取れる者あれば取れん者もある。そこで伝える事出けん。中にはおら聞いて居る、おら聞かんというような事では、三才の童児に相手になりてるも同じ事、これから朝に一つ諭すやら、夜分に諭すやら分からん。刻限さしづ、その日から一日に持って、これでこそほんにそうでありたかと、改めて運ばにゃならん。好き事だけ集め、外の事はそのまゝ。これでは勝手の理とはっちゃ言う理は無い。勝手の理なら、めん/\好いたようにするがよい。 身上押して 尋ねる事情、身上は案じる事要らん。よう聞き分け。何なりと/\、一つ事情無くば尋ねやせん。尋ねるから諭す。どうもならん。刻限出る。仕様が無い。今日のさしづ、古いさしづはどうしたやら分からんやろ。そこで新しさしづ突き合わせ、何したんやというような事埋もれてある。前日諭したる。婦人会と言うて諭したる。一時心という理分けて、ほんにこうせにゃならんと、男女言わん。男女区別無い。気に合う者も合わさにゃならん。間に合わん者は、辺所たる処で理が発しん。不作なようなもの。種がある。めん/\それ/\、日々取り次いで居れば同体の種である。
【説明】
(1) 永尾よしゑ 飯降伊蔵本席長女。 永尾家を立てる。 (2) 前日諭した通り、婦人会を台として諭してきた。この際しっかり互いに真実の心を寄せ、「ほんにこうせにゃならん」と定めてもらいた。これは女ばかりの道ではない。男の者たちも同じである。たとえ気の合わん者も、古い者からわせていかねばならん。どうでも間に合わん者も、また辺所なところで間に合うこともある。いわば不作のようなもの。しかし種があるので、各自それぞれ、日々取り次いでいれば、皆同じ種であるから間に合うようになる。
【摘要】
(1) 婦人会の出来たちは、人間の申し合わせでできたものではなく、親神の神意に基づくものである。 (2) この集まりは、単なる同好者の集まりであってはならない。どこどこまでもぢば一つの理に立ちきり、世界たすけ、陽気ぐらしへの世の立て替えの上に、婦人という立場に一手一つに結ぶ合いつつ、個々の成人に努める場でなくばならない。 (3) そのためには、婦人といえども引っ込み思案でいるのではなく、進んで教理研究もし、その上からの談じ合いもしなければならない。 (4) そして、この会の治め向きについては、少数の限られた者だけの思いで進めるのではなく、みんなが納得して、共に喜び進める道でなくばならん。 (5) また、これらのおさしづは単に、婦人に対してというにとどまらず、男女の区別なく道を通る者すべてに対してお諭しくだされている。

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