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刻限

さあ/\悠っくり書き取れ。一字も落さんよう、悠っくり諭そう。筆々を揃え/\。さあ/\刻限々々という、どうもこれまで刻限といえど、話出た処が、あちらちょい/\、こちらちょい/\、ほんの角目々々、角目でもよい。角目はそのまゝ。善い事悪い事、理を改めにゃならん。これまで伝えたる。よう聞き分け。人間の心で曲げて了うて、一二年の間はそも/\の道であったやろ。さあよう聞き分け/\。まあ/\一寸、一年二年の間というものは、間に合う者も間に合わぬ者も、さっぱりどうもならん。道の上の理は一寸も無い。よう/\席を運ぶ、話を聞かす。さづけ/\一つの理。これは十分の働き、先々肥とも言う。これは十分の理に受け取って置こう。その外さっぱり聞かすに聞かされん道を通りて来た。今更後向いても橋は無い。橋が無けりゃ渡られようまい。今までというは、どんな者も、惣やつしで連れて通りた。ならん道を通るから、心胆の理を聞かす事出けなんだ。さあこれより残る処は、真実より残らんと諭したる。このやしきの中婦人多分入り込んで居る。皆働かしたる。皆間に合う/\。よう聞き分け。出ける事と出けん事と見分けるは今日の日、そらと言うたらたすけという。たすけ一条から出た道なら道の理は知らにゃならん。 一寸さづけは出してある。なれど、貰た処が、さづけの元が分からん。何をして居るやら分からん。日々取り扱うて居る者は分かりてあろ。さづけという話の理を十分治めたら、一時一つの理はあろ。さづけさえ貰たらそれでよい、というようではならん。先々では、まあ一人でもたすけさして貰たらという。やしきという元という。世界から見て、あゝあんなんかいなあと言うてはどうであろう。そこで婦人会の事情を始めさした。埋もれて居る者、これも心に運ばにゃならん。心の路銀多分集めにゃならん。それ婦人会の台が出けて来た。世界から出て来る。今日は女の人に席を受けた。ほんに分かりよい。あんな人ぢばにありたかと、一つ理を付ける。今日の刻限、度々出る刻限やない。皆だれ切ってあるから、一寸集めに出た。
【説明】
(1) このやしきには多くの婦人も引き寄せ、それぞれに働きもさせ、間にも合っているが、よく聞き分けてもらいたい。それは、今日という日となって、できることできぬことと見分けるということで、誰でもそらというと、口先だけではたすけ一条というが、真にたすけ一条の精神があるなら、道の理がしっかり心に治まっていなければならん。たすけ一条のために、さづけの理は渡してあるが、もらってはいながら、その本来の意味がわからずにいる。もっとも日々に取り扱っている者はわかっているであろうが、さづけの理をしっかり心に治めさえすれば、誰にでも神一条の真実は治まるものである。ただ、さづけだけもらったらそれでよいというようではどうもならん。国々所々の道の者は、まあ一人でもたすけさせてもらいたいと勤めているが、元のやしきに勤めている者が、世間から「あー、あんなんかいなあ」と言われるようでは、どうもならない。そこで婦人会を始めさせたのである。  今日まで埋もれている者にも、今後は心をかけてやらねばならぬ。心の路銀としてさづけの理は皆もらわねばならん。そこに婦人会の土台ができてくるのである。そうなったならば、やがて世界から出て来た者たちが、今日は婦人から別席の理を聞いたが、ほんにわかりやすかった。あんな心の治まった婦人がお屋敷におられるのかと、婦人の立場からも一つの理を流すことになる。
【摘要】
(1) 婦人会の出来たちは、人間の申し合わせでできたものではなく、親神の神意に基づくものである。 (2) この集まりは、単なる同好者の集まりであってはならない。どこどこまでもぢば一つの理に立ちきり、世界たすけ、陽気ぐらしへの世の立て替えの上に、婦人という立場に一手一つに結ぶ合いつつ、個々の成人に努める場でなくばならない。 (3) そのためには、婦人といえども引っ込み思案でいるのではなく、進んで教理研究もし、その上からの談じ合いもしなければならない。 (4) そして、この会の治め向きについては、少数の限られた者だけの思いで進めるのではなく、みんなが納得して、共に喜び進める道でなくばならん。 (5) また、これらのおさしづは単に、婦人に対してというにとどまらず、男女の区別なく道を通る者すべてに対してお諭しくだされている。

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