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河原町分教会深谷源次郎分教会長を譲るに付心得のため願

さあ/\尋ねる事情/\、まあ一時尋ねる処、未だ一つ事情、一寸事情々々、どういう事という。思い立った一時の心を以て、こうという処、未だそれは一寸事情に旬とは言わん。又々の日があって一つの理、それ日柄ともいう、時ともいう。これだけ諭し置こう。

押して、前々身上障りし時おさしづの理より右精神を定めおたすけを頂き、それよりめん/\内々それ/\定めし事情に付願
さあ/\思い立った一時を以てこうという処、それはならんとは言わん。ならんとは言わんが、よう聞き分け。一時以てこうという処、そんならと言えばよかろ。なれどそうはいかん。一時の処一寸暫く。
【説明】
(1~2)深谷源次郎氏 河原町大教会初代会長 明治29・12・9のおさしづで、本部庶務見習となり、この頃から会長辞任の思いを持っていた。明31・3・8には身上伺いのおさしづに「諭しにくい処、さとし滞るから、事情滞る」とのお言葉をいただいている。しかし、まだ旬が来ないとお許しがない。
【摘要】
名称の理は末代と言われる。しかし、その芯となるべき会長は、旬を見て担任変更せねばならない。  現会長が世間の人の気もつかない間に、いつの間にか新会長と変わり、しかもそのふしから一層盛大な教会へとご守護いただくのが理想である。とは言っても、その時期は非常に難しい。長い間経験を積んだ会長に比べると新しく会長となるべき人は、いかにも、ひ弱に見えるから、もう少しあとでと考えている間に旬を失うことになりやすい。  そこで、この時期をめぐる問題について、おさしづをひもといてみた。  その時期は、 ①現会長の存命中に譲れば本当に楽しみであり、現会長の元気な間に譲るのが天の理。 ②具体的には皆がもうよいという時期。まだまだ早いというようなら時期尚早。 ③旬をはずしたら、天よりの綱をはずすようなもの。  その場合にも、上級教会に七分、自分の教会に三分、というような勤め方をして、やがて旬を見て担任の変更をする、というような道がある。担任を変更する場合、 ①教会長となる人は、何もかもできる人でなくともよい。 ②役員にあとを頼むと言えば、皆の心が寄る。 ③理は変わらないのだから、新会長を中心に皆が心を結ぶことが大切。  人間の情として担任変更をすれば、今まで非常に忙しかったのが急に閑になるから、寂しい思いをするのではないか、という心配がある。  しかし、いつまでも「俺が、俺が」と言っていても、病気になってしまっては仕方がない。後任に教会を譲って、楽という道を通れ、とやさしくねぎらわれている。  そして相談柱としての道を通れ、と言われるのである。

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