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山田作治郎妻とめ身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあどうも心得ん事情、どうも心得ん事情と言うて一つ尋ねる。尋ねば一つ理前々に事情諭したる。一つ理前々諭したる一つ理、どうなりの事情こうなりの事情から、身の緩み一つ事情、又候々々どうも心得ん事情はどういう事情であろ。何を知らして貰うやろ。一時の事情というは、容易ならん事情、よう事情聞け/\。一名という一つ理というは、皆一つの心に成る。掛かるも一つ、思うも一つ、運ぶも一つ、善き事もどういう事も一つに成ろ。善き一時の心というは、いつ/\まで楽しみ。又中々の中の理、これはなあと言う。よう聞き分けて、一時に聞き取って、これは及ばんなれど、日柄年限という。どうなりという心に掲げ通る事情、よく聞き取って事情というは聞き分け。道があって道理があって事情、この事情から皆んな養いの心に成って治めてくれ。事情は一寸は大層のようなもの、事情は心の一つ養い、心一つの繋ぎ合い。

押して、部内負債事情申上げ如何致して宜しきや
さあ/\さしづというは、取りようで大変間違う。よう事情聞き分けて養いという。心の養い、夜にも思い昼にも思い、思案というは夜にも思やん。道無き道は無い。理ありて理と言うたる。万事取り決まり、万事取り決まりて、心の養いと言う。
【説明】
(1) 山田とめ姉 山田作治郎氏(南海大教会初代会長)夫人。 当時初代会長は南海の負債整理の上に、心を休める間もなかったと言われている(「南海大教会史・第一巻」参照)。 (2) 皆一つの心になることが大切である。掛かるにも、思うにも、選ぶにも、善いことをするにも、一手一つの心になることである。皆が一つに寄せた善い心というのは、いついつまでも楽しみである。 (3) あれが悪い、これが悪いというのではなく、互いに助け合いの心になって治めるよう。心を一つにしてたすけ合い、心を一つにつないでいくところに、この事情も治まってくる。 (4) 夜も昼も心配しているが、道は必ずある。理の立つべき方法もある。万事皆と相談して取り決め、心を倒さないように。
【摘要】
教会史を読ませていただくと、ほとんどの大きな教会は一度二度と、厳しい財政的な窮状を通りぬけて来ている。教会が財政的に困難な事情に面して、直接その問題についておさしづを仰ぐということは、非常に少ないようである。しかし、そのようなのっぴきならぬ苦しい事情の最中にあって、身上を通して会長、あるいはその家族、また役員などにおさしづを頂いているのが、かなりある。すなわち、そのおさしづに基づいて理に徹しきるところから、当面する教会の財政上困難な事情も解決を見、また身上のご守護もいただくという場合が多い。本項では、既に取り上げられているおさしづを除いて、いくつか教会史に照らして取り上げさせていただいた。  それらのおさしづの内容を要約させていただくと、 (1) 先案じせずにたんのうして通らせてもらう (2) たすけ合いの心で一手一つに心をつなぐ (3) 大きな心になって将来を楽しんで通る (4) どうなってもという一つの心(踏ん張る心)を治める (5) 運んだ理のこうのうは末代の理であると悟る このようなことが大切であると教えられている。

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