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増野正兵衞鼻の奥、左の下出物出来、胸むかつき気分悪しく身上障りに付伺

さあ/\身に心得ん/\処、いかなる処、さあ/\一日勤める処、遠く処、一日一日三十日一日、さあ先々勤め、内々一つ事情、いかなる話、先々という処、安心皆安心定め。どういう処、理と一つの事治めるであろう。
【説明】
先案じせず、家内の者が皆安心して、お道の上につとめる心をさだめよいう意味で、鼻の奥の障りは、先案じをしてはならぬと指示されたのであろう。 増野正兵衛、本部員。これから将来安心である。家内の者皆安心せよ。どういう処に移転するのも天の理と納得がついたら、懸案の事を親神様が治めるのであろう。という意味で、胸むかつくのは、理をよく納得せよということを指示されたのであろう。
【摘要】
鼻に関するおさしづは多くないが、これを要約すると、先案じせずに、内々(家内)の者を安心させよ。早く理を治めよ。(鼻血)早く事情を治めよ(鼻汁)誠一つの理がつまるー通じないー解らない。(鼻つまり)不慮の事が起きるから用心せよ。(鼻先の障り)ということを指示されているように思われる。鼻は、腐敗しているかどうか予め臭いをかぎわけるところであり、また呼吸の出入口であることを考えると、先案じをしてはならぬ、理が通じないというさとしの意味が、よく解るであろう。鼻血、鼻汁は、早く治めねばならぬものであることを考えると、理を、事情を治めよいいうさとしの意味が納得されるであろう。不慮の出来事でぶつかるのは鼻先である。鼻先の障りが不慮の出来事についての予告であるのは、この意味においてであろう。 胸むかつくのは、親神のさしづを良く胸に治めよ、という意味に悟らせていただける。その際人間思案を捨てることが肝要であることは申すまでもなかろう。

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