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増野正兵衞胸落ちの障りに付願

さあ/\尋ねる処/\、身上心得んと順序尋ねる。何度の思やんも同じ事、耳に聞いて居らにゃなろうまい。どんな事もこんな事も掛かるや否や、尋ね順序の理が諭しある。いかな順序も聞き分け。だん/\順序の理どれだけある、これだけの理ある。理と/\理と聞き分け。理の中これだけ理が治まる。順序理が分かって、さしづあってほと思えば、身上あちら分かる、こちら分かる。鮮やかどんと無くてどうもならん。いつまでの悟りでは分からん。明日日になって、万事の処にて心へ治めて居るよう。めん/\これから治めてみよ。

押して
さあ掛かってくれば分かる。どういう事も言うて来れば、その掛かる聞いた処の理で分かろうまい。聞いた理見遁してあったであろうまい。どういう事もこういう事も、明日日身上どうも合点行かん。膝と/\の話。

又押して本席普請の事でありますや
さあ/\尋ねる処/\、皆んな心だけ掛かる。鮮やかめん/\心に諭し、この一つ鮮やかならいではうっとしい。心に順序聞き分けくれ。何でもないものと思う。軽いものやと思う。万事理を洗うてみれば、心の理が間違うで/\。

又押して
さあ/\何でもないと思えば何でもない。知らず/\めん/\一つ、めん/\聞き分けてくれ。何でもない。返し/\諭し置く。めん/\理も諭す理と、これ一つ順序試してみよ/\。
【説明】
増野正兵衛、本部員。 順序の理が解って、さしづがあって、本当にそうだと納得がいけば、どんな身上の御守護もいただけるのに、あざやかにすっきり御守護頂けなくてどうもならないのは日限をきらない悟りのためで、それでは、順序の理がわかったことにならない。明日万事の処心に治めているように、各自これから治めてみよ。という意味で、胸落の障りは、理が十分に納得されていないことを指示されたのである。水落の障りは胃病で、これをもって理の消化不良を指示された点、興趣深いものがある。
【摘要】
動悸を治めるのには、心を安らかにすることが肝心である。而して心を安らかにするのには、たんのうが大切であり、たんのうするためには、いんねんの自覚が大切である。

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