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東分教会治め方に付、山沢為造、永尾楢次郎出張中の処永尾帰部の上整理上に付願

さあ/\だん/\事情々々、尋ねる/\幾重尋ねる、だん/\尋ねる/\。事情この事情どちらどうとも言えん。先々言えん。どうも/\ならん。事情重なる時々順序にも諭したる。長い一寸年限四五年、何とも聞くに聞かれん道を通り、今日一時大変どうせにゃならん、こうせにゃならん、もう諭すに諭する理は無い。なれども、たゞ一つ道の治まる理、よう治まる理は無い。道の無い道を付けたる。容易なる事情でない。尋ねる一寸順序始め、順序の理がある。世界の元に順序理が無かって一人一つ、崖路剣の中通り抜けたるよう一つ分かる。世上仇の中誠一つの理を以て道を通りよう/\という。この道あちらこちらの道を拵え、道の錆という。曇り容易に晴れん。初め一つ台始め。生涯末代の中曇り付き、踏み被り/\一つの心から付けた道じゃない。人の付けた道はいつまでも通るに通られん。世上は万筋の道、未だ仮の道、この道一条の道、元々一つに歩み/\、間違い重々取り違いあって一つさんげ。一つの理道の治め数々二三年こう互いこう、三点の中一つも許すという理は無い。兄という理に諭し、ほんに今まで間違ってあった。軽いと思う理が重い。丹精尽せど聞きよう取りようで間違う。皆一列世界元も子も無き、その一つ心を見分け。ほんにそうという真の心治まらねば、何遍でも同じ事、これ一つ諭し置く。
【説明】
(1) 長いもので、もう事情が治まって四、五年にもなる。その間何とも聞くに聞かれん道を通った。もはや諭す理もないが、ただ一つ治まる道は、容易でない中を東京布教を始めた順序の理を考えることだ。 (2) お道をあちらへ、こちらへと広めたのは大したものだが、その間に人間心ができて来た。これは容易に取れない。人間心でつけた道はいつまでも通れない。そこで、もともと歩んできた神一条の心にさんげせねばならない。 (3) お道の上で兄であるという上から諭すのだが、世間では軽いと思う理が、お道から言うと重いのである。精一杯の丹精をつくしても誤解されることがある。もともと、みんな親神の子供で一列平等だ。その心で当たらねば何遍でも同じだ。 (4~5)他の人に言っても、何を言っているのだ、というようなものだから、会長に話し、兄親として任せていることを話しているのだ。そのうち時期が来れば兄親より、もう一つの親のあることがわかる。 (6) 兄親なのに人間心と、神一条の心とを遣っている。 (7) この人間心を混ぜる心の使い方がいかん。これでは取り返しできないようになる。
【摘要】
(1) 建設中に教会が倒れるなどのふしがあっても、たんのうして、むしろ心を定めて通ることが大切。先には大きな楽しみの道がある。 (2) その他教会長を辞退したいという場合にも、よく考えることである。絶望的に見える事情にも、必ず解決の望みがある。 (3) そこで会長を辞職したいという場合には、代わる代わる足を運んで諭してやれ。三度までは説得に足を運んでやれ。 (4) そこまでしても、やめたいという場合には仕方がない、惜しいものだが。後任会長には丹精をつくしたものを運ぶ。 (5) 何かの都合で会長排斥運動などが起こったような場合、あくまでも元一日を考えて、天の理で治めることである。元々の理を捨てたなら、株たを捨てたようなことになる。 しかし、そのような場合、会長の方も人間心を混ぜ合わせていないか反省せねばならぬところがある。そして、あくまでも広く大きい心で育てることである。 (6) 会長辞職問題などが起こった時、上級教会などで心配するのも無理はない。しかし自分が病気になることを思えば大したことはない。 (7) このような問題に当たる時、何もない所から始まったのだ、ということを考えたら、必ず事情解決のご守護がいただける。また、どんなに見通しが暗くとも、必ず鮮やかなご守護がいただけるのだから、真実の心でかかれ。

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