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本席一年程以前より左の耳聞こえ難くいと仰せられしに付願

さあ/\尋ねる/\、さあ尋ねる時/\、時を以て尋ねる。どうもこれ長らえて、身上に心得んという。予て/\一ついかな事と他に事情も思わにゃなろうまい。どうも騒がしい/\。耳に一つの理が分からねば、どうもならん。どうなりこうなり、日々の処、それ/\運ぶ処の事情。又一つには席という、分かり有りて分かり無い。半分分かれど半分分からんと言う。尋ねるから一つ諭そう。半分分かりて半分分からん。どういうものであろう。これまでというは、どうも越すに越せんという。道理から切れて、とんとどうもならん。どうなりこうなり、何事も無くして、今日の日なれど、日々諭す理、よう聞き分け。しようと思ても成らん、しようまいと思ても成って来る理を聞き分け。あら/\分かりて大体という。もう一段の理にならん。どういう理であろう。さしづを取って話の中という。その時の場は遁れる。日が経てばとんとどうもならん。もう程無うさしづ通りにしてほんにと言う。一つ/\治まるなれど、日が経てばとんとどうもならん。それ半分々々である。すっきり分からんようになれば、どうなる。闇の夜に方角失うたのも同じ事。幾名それ/\、何名の中といえども、この道はたゞ一つの道でありて、道に二つの理は無い。なれど、一つの心にどうという理を持てば、どうもならん。それはそうやなれどこう、と道理を出しては一つの道とは言えん。もう何箇年経ったら、どうなるという理も諭し置かにゃならん。間違うたら、順序大変難しい。取りよが違てはならん。前々諭した理、よう/\治まりたる。珍しい事が出けたなあ。成程々々続くが一つの理や、と心に持ってくれにゃならん。よう聞き分け。道理の理の弁え出けん間は、まあ三才の理である。三才の理といえば心が浮かめばにま/\と笑う。気に合わねば無理を言う。よう聞き分け。半分分かりて半分分からん。どういうものと思うやろ。理を聞き分けてくれたら分からんやない。めん/\聞き分けて、心に思やんしてくれ。もう良い加減になあと思うた。どうでも後々続く理治まり掛けたる。ほんにこれも躱す事出けん。一つの道なら、いつ/\までさしづの理は違わせん。初めて教え掛けた、いつ/\理。心に理を違わせばどうもならん。人は神という。人々めん/\に思うから、人は神とは思わん。神と思えば、言うだけの理を言うて、めん/\の心に嵌まれば理である。その間が難しい。悟りでは分からん。幾度尋ねても、洗い切らにゃ分からん。よう聞き分けてくれ。まあ半分分かりて半分分からん。これがさっぱり分からんようになれば、通るに通られん。これ聞き分けてくれ。

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