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増井幾太郎小人十三才、四才二人身上障りに付願

さあ/\尋ねる事情/\、子供々々小人事情、いかなる事と思う処尋ねる。一度ならず/\の事情、どういう事と日々思う。よう聞き分けてくれ。親という子という、篤っくり聞き分けてくれ。めん/\それ/\、今一時の処、どういう事情、万事余儀無くの事情である。この道という、元という、ほんのほのかの理、影姿もいう、有るか無きか、ぼっとした理よりだん/\付いた理。よう聞き分け。親という、容易ならん道を通り、万事治め方とも言うであろう。小人という。子供に掛かるという。それ親という、掛かる理であろう。身の障りと言えば、何をさんげしたらよかろうと言うだけではならん。身上堪えられん事情から尋ねる。尋ねるから一つの理を諭そう。よう聞き分け。親という、艱難という、苦労という、だん/\通りた理は、十分に受け取りてある。こうしたらと言う。あちらこちら取り混ぜ、これならだん/\の理も集まる。集まる理は日々楽しみと言う。小人身上に事情あれば、親という、心病まにゃならん。鮮やかならん理もあろう。よう聞き分け。遠い理やないで。長い理やないで。もう見えるで。道という理は、元という理は、失うにも失われん。ほかそうにもほかされん。今こそあちらにもこちらにもというようなものなれど、年限数えて思やんしてみよ。初めという、掛かりという、あら何をするのやなあというようなものや。何でも彼でも、山坂を越え遙々運んだ理、積んだるこうのうは無けにゃならん。必ずある程に。小人の処案じた分にはならん。親の親が通りた理を思やんしてみよ。なか/\の道すがら、こんな事ならと思うた日もあった。なれど、道という理を楽しみ/\、今日の日とも言うであろう。この道元々掛かりという。何程、取り払うと思うても、取り払うも、寄って来る理はどうも止めらりゃせんで。この理くれ/\返えす/\の理に諭し置こう。海山山坂を越えて寄り来る子供の心、来なと言うても寄り来るが一つの理。来いと言うても来るものやなかろう。さあ一点を打って筆に記し置け。道という、理という、何でも彼でも尽した理は立てにゃならん、立たにゃならん。来なと言うても来るが一つの理から成り立った。この道という、最初何ぼ来なと言うても、裏からでも隠れ忍びて寄り来たのが今日の道。この理から思やんすれば、得心出来んやあろうまい。分からんやあろうまい。一戸一人の心の真実理に限ると諭し置こう。

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