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上原伊助三十五才願

さあ/\尋ねる事情/\、どうも、身上に心得ん事情であろ。何たる事、と思う。一日の処にて心という理を聞き分け。一名一人の心という処、一つ事情さあ/\道は何程隔ってあるとも、心は一日も忘れられん。便りだけ聞けば、日々一つ理を日日に堪えられん。めん/\心に定まっただけは、めん/\の理である。心の広くの理、年限の中にはどういう事もある。どういう事も聞く。道すがらという一日の心の理を運んで、悔やむ/\。何にも心配は要らん/\。所を立って所を治める理、改めた心だけを持って、運んでくれ。案じる事は要らん。思わん。思わる心要らん。国々という所々という、真の心の理があってそれからの道。何にも思う事要らん。道の中どんな道もある。成らん中を通り抜けたら、確な道である/\。楽しめ楽しめ/\。

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