おさしず検索


日本橋分教会長中台勘蔵辞任に付き、中台庄之助を以て事務取扱いと定め御許し願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ遠い一つこういう事となあ、それ順序思う。何と心一つどうもならん。幾名何人あれど心というは別のもの。こうと思う心集まらんが別なるものなれど、道という理心にあれば皆一つと言うやろ。なれど、未だほっと心思い詰めたる理発散出けん。そこで余儀無くであろ。皆どうも事情一つ尋ねる理、皆んなそれ/\後々しっかり繋ぐなら、しっかり道見えて来る、と、さしづして置こう。一時尋ねる事情、皆んな中こうと思うなら、皆委せ置こう/\。
【説明】
(1) 二代会長中台勘蔵氏(旧名平次郎)辞任のあと、三代会長中台庄之助氏を、まず事務取扱いとするようお願いしている。 (2) 自分の思いを主張するのでなく、道の理に心を合わせるなら、皆の心は一つになる。とは言うものの、まだ思いを変えることのできぬ人がいる以上は、事務取扱いでもやむを得ない。 みんながこの人にしっかり心をつなぐなら、素晴らしい道が見えてくる。
【摘要】
後継者の問題は大きく分けて二つある。一つは後継者養成の問題であり、ほかの一つは後継者選任の問題である。ここでは後者を取り扱い、後継者育成の問題は「縦の伝道」のところで取り扱う。  なお後任者に譲り渡すべき時期の問題などもあるであろうが、それは「担任」のところで取り扱う。  後継者の選任を要約すれば下の通りである。 (1) 妻が会長を受け継ぐには、生涯末代道に伏せ込む決意が必要。 (2) 子供が幼年である場合には、適当な役員を選任して治めさせるのがよい。 (3) 子供に長幼の順序があっても、こうのうの理によって後継者を定める。 (4) 子供が後継者と定まってない間に会長が出直した場合は、一刻も早く上級から葬儀に参列することが大切。そして落ち着いてから十分言い聞かせて、あとを継がせる。 (5) ともかく、この場合は子供を満足させること。 (6) 役員が後を継ぐ場合は、本人の揺るぎない信念が一番重要。 (7) 役員が後を継ぐ場合、皆の気持ちがこの人と集まることであり、逆に言えば、皆の気持ちを一つに集める人があとを継いで行く。 (8) 何かの都合で、その教会の道を開いた人(甲とする)が会長とならず、別の人(乙とする)が会長となっていたような場合、後継者としては、乙の子孫よりも甲を会長とする。甲の社会的身分は低くとも、元を尋ねることである。 (9) そのような場合、人間思案で明け暮れせず天の理で治めることである。

TOP


お道のツール