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村田かじ四十三才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、何度の事情尋ねる。身上尋ねる。さあ/\だん/\事情、一時迫りた時、一時ならんかならん。まあさしづ/\、理というなら/\と言うは分かる。身の処じいと長い間の事情、身上が鮮やかならんという。これ一つ解きほどき聞かして、心にほんにと治まれば、暫くという。人間間の道理から思やんせにゃならん。めん/\を弟という理という。これから思やんせにゃならん。同じようなもの。どうも過ぎたる者は、どうもならん。過ぎたる者に、何を思たて、心で理供えるだけのもの。又時々切なみ、身に切なみ、この理聞き分け。元々掛かりた時から思やんせえ。人間これだけ楽しみ。楽しみある間に楽しみ付けたら、いつ/\までの理、まあ一時の処どうなりこうなり、まあどうなっても結構という。よう聞き分け。何も彼も身上続く間にたんのうさしたなら、隠れたる者の道理治まる。それは一代やない。後々続く理聞き分け。もう隠れ居た者の理から思やんせえ。目に見えでも皆行く先分からん。さしづから心に理治めにゃならん。よもや/\思やん。何も紋型無き処から思やんしてみよ。理は将来末代、末代と言うたら切りが無い。一度やない。今日から生まれ子や、生まれ子や、と一つ案じる事更に要らん。こう言うやこうどう言うやどう、早く諭して、もう生まれ子、生まれ子というは、暫くという理は取りよでころりと違うで。違う理は何も諭せん。よう聞き分けてくれ。

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