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山下伊三郎次男廉太郎鴻田忠三郎三女捨菊縁談事情願

さあ/\尋ねる事情/\、縁談事情尋ねる。縁談事情尋ねる。縁談事情は、皆それそれ事情は、順序一つ理は諭したる。良いと思ても良いに立たん。安心良き/\良き理にならん事もある。これはいんねん為す事情という。そこで親々よかろうというは、許し置こう。又一つ理にも成ろ。よく聞き分けてくれ。
【説明】
(1) 縁談というものには、すべて、それぞれなりの事情があるものであるが、それを治める根本は何か、ということの順序については既に諭してある。たとえば、よいと思っても実際には、必ずしも良くない場合もある。これは、そうなるべきいんねんによるものである。ところで尋ねている事情については、双方の親が「よかろう」というのであれば、それも治まりの理であるから許しておこう。  関連したおさしづとして次のものがある。明治三十三年一月十一日鴻田捨菊山下の弟と縁談事情願(並びに鴻田内の東富森へ貸したる所で住居して、こちらへ貰い受けたものか、又向うへやりましてよろしきや願)。
【摘要】
(1) 縁談には何よりも二人の心と心が寄り合い、通い合っていることが大切である。 (2) 神の理に基づいて事を決め、それを生涯末代までもと思い定めてかかることが肝要である。 (3) 縁談とはいんねんあって結ばれるものである。だから互いに心を寄せ合い、つなぎ合って、将来いつまでも治まっていくもと(基礎)をつくるべきである。 (4) 本人同士は言うまでもなく、双方の親をはじめ、みんなが十分に納得し「やれ嬉しい」という喜びの心の理が合っていることが大事である。そうしてこそ、その縁談は十分なまとまりを見ることができる。 (5) 人間思案の義理や都合から判断して、事を運んではならない。重要なのは互いに、真実の心を結び合うことであって形ではない。 (6) 自ら心治まっているのならば、独身であっても何ら差し支えはない。

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