おさしず検索


本席腹下るに付伺

さあ/\/\俄かに/\、一寸知らし置こう。身の処に一寸心得んから俄かに知らし置こう。あちらにもこちらにもざっと、一寸分かりた。第一世界の道、障りからどういう理も分かる処を、うっかりとしてはならん。第一世界の処では足が痛い、手が悩む、痛いと言うた処が案じも無い。第一世界の処では、俄かに腹が下る、痛む、と言えば、第一にいろ/\急ぐ事はせにゃならん。さあ/\前々より知らしたる処、世上にはいろ/\に悟る者もある。第一の処に諭すれば、第一一つの理は、早く/\悟らにゃならん。遠く/\の理は、一寸世界の理。神の理は、さあ/\一時ならん。一時の間にも、一時急ぐ/\処は急がねばならん。急がいでも/\よい事を急いでならん。

右に付、教会本部をぢばへ引移りの事を押して願
さあ/\談示の理を尋ねる/\。さあ/\談示の理を尋ねるから、一つの理を諭す。世上の気休めの理を、所を変えて一寸理を治めた。世上には心休めの理、ぢばには一寸理を治める。ぢばの理と世界の理とはころっと大きな違い。世界で所を変えて本部々々と言うて、今上も言うて居れども、あちらにも本部と言うて居れど、何にも分からん。ぢばに一つの理があればこそ、世界は治まる。ぢばがありて、世界治まる。さあ/\心定めよ。何かの処一つ所で一寸出さにゃならん。さあ/\一寸難しいであろう。どんな道もある。心胆心澄ます誠の道があれば早く/\。
【説明】
急に腹が下る痛むと云えば、第一番にいろいろ急ぐ事をしなければならない。遠く遠くの理(東京に仮本部が設置されたこと)は世界の理で、神の理からは、一刻もそのままにしておくことは出来ない。すぐにおぢばに移転せよ。という意味で、腹下りは、急いで神意を実行せよということを指示されたのであろう。
【摘要】
腹下りについて、理(神意)を良く腹に治めることと、即ち実行することを指示していられるように思う。腹下りの時は、ぐずぐずできないが、それと同様に、特に至急に実行することと、即ち急いていられる場合ー積極的ーが多いが、時には逆に、急くとかえって遅くなるから、着々と実行せよと云う場合ー消極的ーもある。身上さとしには、常に積極と消極の二つがある。それは、その人の因縁、その時の事情によって異なるので、ここに身上さとしのむつかしさがあり、又それだけに妙味があるということが出来よう。

TOP


お道のツール