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橋爪太二郎妻いわの四十三才身上障り願(日方役員妻)

さあ/\尋ねる事情/\、どうも身上だん/\事情心得ん。どういう理であると言う。何かどういう間違いであると尋ねる。尋ねるからは、順序諭すによって、よく聞き分けにゃならん。身上というは、皆話して居る。十分伝える中であろう。身の処皆かりもの。かりものと言うて諭す/\。世上へ諭せば、我がものと思やんせにゃならん。成ろうと言うて成らん。又成ろまいと言うて成りて来る。これ真の心に治めてくれ。尋ねる処、身上は大層なると諭そ。よう聞き分け。聞き入れて、順序諭す中、めん/\も知らず/\通り来たる中と、聞き分けてくれ。これ第一の諭である。又一つ、これだけ話し伝え、これだけ聞かす中に、身上こんな事と思うては、何を諭すとも、分からん。諭せば人の心に理が無ければならん。この順序急いで聞かすがよい。これ第一。身上こんな事では、世上に何と思う、人が何と思う処、遂に出るものである。よう聞き分けて、一時早く諭してくれ。

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