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諸井国三郎去る陰暦正月二十五日の夜俄かに身上嘔吐下痢交々厳しく、二十七日朝おさしづを頂き如何様とも改めさして頂きますと御願い申しおたすけを頂きしも、其後、妻その小児なつの共に身上障りに付願

さあ/\内々にだん/\身上の処へ掛かって、一人かと思えば、又後々だん/\重なる。いかなると思う処尋ねる。尋ねの事情は、もうこれ何度事情にも諭しある。以前年限の道理、年限数えてみれば、余程古い事情、長い道筋どんな事もあったやろ。よう聞き分け。よもや道というは、目に見えてあって、先の事情であろまい。年限から世界である。この事情内々持ってくれ。内々そらどうやこうや、何が間違うてあろ。そやない。大き心定めてくれ。よもや、これ年限古い事情に大和へと、順序定め掛けた時、今の事見たでなかった/\。いかな事どうも不思議々々々という。だん/\年限経ち切ったもの。すれば、今世界見ればたんのう定め。内々世上寄り来る。日々こんな事では、先どうと思う。なれど、そうやないで。道の道理作り、内々作り/\、家内たんのう心付けみよ。どんな難しいと思う事あれど、何でもないものや。だん/\伝えて、楽しみ世上にある。この理聞き分けて、内々たんのう付け。一時聞き分け。こうなったどうなった、一時写してある書物からではあろまい。ほんの言葉から成り立ったこの道。道はどんな事もある。どうでもこうでも、こゝまでこうしたらと言う。初めなら何を学ぶであろう、何をどうするであろう。手繰り掛けられるような処から、今日の日世界見えてあろ。さあたんのうせえ/\。しっかりたんのうせえ。
【説明】
諸井国三郎、山名大教会初代会長。 日々こんな事では、先ではどうなると思うであろうが、そうではない。お道の道理をしっかり治め、内々の心をつくり、家内たんのうの心を治めよ。そうすれば、どんな難しいと思う事があっても、なんでもないものである。だんだんの道を伝えて行けば楽しみの理が世界に現れて来る。この理を聞き分けて、内々の者たんのうの心を治めよ。という意味で、嘔吐下痢(上げだし)は、たんのうの理を良く治めよということを指示されたのであろう。
【摘要】
上げ下だしについては(1)理を治める(2)特にたんのうの理を治めることをさとされている場合が多い。上げ・下だしすれば、栄養を失うのであるが、我々としては、身体の栄養もさることながら、心の栄養を失わないようにするために、理、特にたんのうの理を治めることの大切さを忘れてはならない。

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