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諸井国三郎先々月より咳出で身上障り、又小人二人一寸障りに付願

さあ/\尋ねる事情/\、さあどうも身上心得ぬ、身上心得ん事情尋ねる。又それそれ皆それ/\いかなる事であろう、尋ねる事情/\、一寸話。さあ何でやろうと思う。心定め。又いかなる事情、道事情いかなる事、よう聞き分け。しっかり聞き分けにゃならん。さあ/\不自由しょう、不自由さそうと言うて来たのやない。又何でこうなると思うやない。大望大層なるこの道年限数えて余程年限ある。更に分からず/\の中から事情、年限一寸見えてある中に、どうなるこうなる。よくならん。何でこうなると思う。同じ連れ来たる道という、理というは、分かりあろ。身上一寸、さあいかなる事と更に思うやない。道筋々々には、どんな事もあったであろ。さっぱりという。さっぱりなったらどうするぞ。さあ身上どうなろか、こうなろかと思うやない。身上に一寸苦しい切なみ理は立ってある/\。皆中に重立ちたる道筋皆精神一つの理にある。難儀又不自由定め。人を救ける道なら、救かるは天の理である。日々の理である。この道理よく聞き分けてくれ。さっぱりしたら、これどうなる。道というものは末代である。さあ身上切なみ、何が悪い/\と思う理が、今日はよいかと思えば又なあと言う。さあ小児幾人ある。何人あろうが天の道ある。天の道は何年経てばどれだけこれだけ、皆惣々顔見て、これ楽しみという理を定めてくれ。もう何年経つ、幾つになる、どう、と必ず/\の理に思わぬよう。一つ心に治めてくれにゃならん。もう何年々々何年経てど、顔見て居るが楽しみ。これより外に楽しみは無い。天より一つの理ある。一日の日は末代の理も同じ事。さあ/\定め理は、楽しみ/\と定め。天より一つ道一日の日ある。難儀さそう、不自由さそうという親は世に無い。この理治めてくれるが楽しみという。必ず/\この一つの心に楽しんでくれにゃならん。さあ/\しっかりと/\。
【説明】
諸井国三郎、山名大教会初代会長。 身上より定める理は、楽しみの心で通ることであると心定めよ。天(親神様)より教えられたこの一つの道には、必ず将来楽しみの日がある。難儀さそう不自由さそうという親は世上にないように、親神様は神の子である人間を苦しめられることはない。この理を治めてくれるのが楽しみというものである。必ずこの一つの心を治めて将来を楽しんでくれにゃならん。という意味で、咳は、親神様にもたれきって、将来を楽しみ、日々不足せずに通れ、ということを指示されたのであろう。
【摘要】
咳というものは、呼吸が素直に行われない場合に出るものである。そして、急く場合に、咳く事が多い。こうした生理現象を考えると、咳をもって指示される身上さとしの意味がよく理解されるであろう。咳に関するものは多数あるが、大体左の如く分類出来る。(1)急かずに将来を楽しめーやたらにせくなー。(2)急いで事を運べーやたらにせけー。(3)勝手の心を遣わず、素直に神意に沿いきれー神意に逆らうなー。(4)たんのうし、先案じするな。(5)お互いに堰を造らずに談じ合え。『やたらにせくな』と『やたらにせけ』という正反対の例があるが、これは他の場合にも見られるところで、『身上さとし』に否定(積極)と肯定(消極)とがあることは、実際にさとすとき、十分に注意せねばならぬところであろう。

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