おさしず検索


一昨朝教校工事場出火致し、御詫びのため掛員始め本部員一同願

さあ/\/\/\尋ねる事情/\、尋ねる事情/\は理までのもの/\。いかなる事情々々、さあ/\順序理諭し置いたる処、皆々よう聞き分け。よう理治めにゃならん。さあ/\どうしょうこうしょう、一時どういう事になるやろう/\と思うた。なってからどうもならん。この順序の理、何度々々も仕切りた。よう聞き分け。理誰がどうしょうこうしょう、なる理というものは、なるようにかなりゃせん。どれだけどうしょうこうしょう、なるようにかなりゃせん。一つよう聞き分けてくれにゃならん。大望の事、さあ/\中に掛かる日柄日経たず/\、何たる事と思うやない。この一つ理前々以て諭し置いたる。誰がこの道から一つ尋ねる。尋ねる一日の日を以て尋ねるから、一つ理余儀無くの事であろう。さあ/\誰がどうしょうこうしょう独り出来る。神の守護も無きものかなあと、中にそういう事も思う者もある。皆これ大難小難救けたる。子供のようのふしあるも、惣々万事中の理、数々の理諭すれど角目言葉一つの理が第一である。道に一つの道、理に一つの理、道に理は一つ。二つは無い。この一つ彼の一つの理を定め。どうこう流れなよ/\/\。さあさあ流れなよ/\。この理は毎々諭したる。情に流るゝから出来たもの。この一つの理聞き分けてくれにゃならん。皆々心を定め。順序の理何たる事出来たと、一つ理一つ道より無いと、この一つの心を定めてくれ。もう掛かる処尋ねるから、又先先の理まで諭し置こう。余儀無く理、情に流れた分にゃならん。情に流る事、いかなる心、先々思やん。先々理を思やんしたら成り立つ。前々よう心にさしづなれど、どうもならん。さあ/\、一粒の種を蒔く日から、出来芽が吹くか。あちらへ肥差し、こちらへ肥差し、世話取りせにゃならん。世話無くして、肥無くして、修理無くして、実はなるものやない。人間心でどうしょうこうしょう成るものか。日々の守護ありゃこそ、年限の理。数々の理から理を伝え/\。又々日々の事から成り立つ一つの理である。これをよう聞き分け。皆々揃うて一日の日を楽しんで、これから理と道とさしづより無いと、言葉一つ天の理と心勇んで/\。失態々々。皆の事どうこうではなろうまい/\。たった一日の朝皆惣々の中、どんな災難も元知れてあれば安心のもの/\。これでさしづ一つの理、濁り差さんという精神を定めるならよい。どうこう惣々濁りを打ってどうしょうこうしょう言うては聞かん。理と親とこう手引いて危ない。とやこうすれば、どんな怪我するや知れん。この順序の理を諭すから、皆惣々理治まるであろう。よう聞き分け。

押して、前々おさしづに御許しの分だけ続いて御許し願
前々許してある。皆々せにゃならん。空いたる所大き所、建てた日から待ち兼ね、皆々移す事からせにゃならん。もう寝よと起きようと、受け取り無いで/\。受け取りが無かったら、どんな事出来よや知れんで。

講堂は後より致し、廊下付属建物要り用の分だけ建てさして頂きます
さあ/\移せ/\。大き所広き所、皆それ/\の中から出来たもの。十分々々、十分は水は零れる。又時という、言うようにならん、思うようにならん。移す。これから掛かるなら天然自然。十分の事要らん。いかな理も定めて了え。仕切りて了え。雨が降れば何処へどう彼処へこう、天然の道皆々分かりたか/\/\。皆未だ半端やなあ/\と、うっかり掛かりてはどうもならん。

梅谷四郎兵衞よりこの度早く移してと
さあ/\移すなら、先ずどうでもこうでも移して了え。どうなあこうなあ十分はどうもならん。又水が零れるで/\。不自由々々々、一日の日は楽々、苦しみの中から集まりて来た日がある。その心無くばならん。さあ/\移す事から先やで/\。さあ移す事から先やで。

移す事先にと一同申し上げ
さあ/\移せ/\。空いた所広き所、一日の日を待ち、あちらへこちらへそれからする事ならこれ天然。不自由勝ちで掛かるは道である。十分にして掛かるは道やない。十分にして掛かるは、未だ/\先の道/\。
【説明】
(1) 教校は明治三十三年四月一日、北分教会出張所の事務所を仮校舎として開校し、校舎の新築を急いでいたが普請小屋から出火し、本館用の材木が全部、烏有に帰した(「天理教校五十年史」25頁参照)。 (2) 出火したので神の守護もないのかと、中には思うものもあるが、これでも大難を小難にたすけているのである。まだ理のよく治まっていない者が出会うようなふしがあるのも、万事がもめているためである。数々の理を諭すが、かどめの言葉の理が第一である。道には一つの道があり、理には一つの理があり二つはない。この一つの道、一つの理を定めて、情に流れてはならぬ。情に流れるから、このような事情ができたのである。 (3) 一粒の種をまいた日から、すぐ実の成る芽が吹くわけではない。修理肥えをしなくて実がなるものでもない。人間心でどうしようこうしようと思うても成るものでない。日々の神の守護あればこそ、また年限の理あればこそ実がのるのである。 (4) 皆揃うて竣工の日を楽しんで普請にかかれ。これからは情に流れることなく、理と道とさしづよりないという精神で通れ。さしづを天の理として、心勇んでかかれ。失態々々と批判してはならぬ。これは皆の連帯責任で、どうこう言うようではならぬ。この一日の朝の出来事は、皆が一手一つにならなかったからである。どんな災難も、その理由が知れてあれば安心である。 (5) 理と親とが手を引いてしまうと危ういものである。人間思案でいろいろすると、どんな怪我をするやらしれん。
【摘要】
火災に遭った場合 (1) 信心しているのに、なぜ火事に遭ったのかと思うであろうが、それは遁れることのできない前生いんねんの事情によるのである。「ふかき事情」「いろ/\続いた事情」「代々事情」によるのである。 (2) 物は焼けてなくなったが、人間身の内守護の理を聞き分けなければならない。 (3) 類焼の場合、類焼したということを心にかけるな。影にも思うな。 失火の場合も、誰が失態したかを皆の中でどうこう言うてはならぬ(すれ合いという連帯責任である)。どんな災難も元を知ることが大切。元を知れば安心である。 (4) 心を浚え、心を取り直し、鮮やかの理を治めよ。ふしから芽を出すのである。ふしに勇むのである。 (5) いつまでも、くよくよせず、これから先の事情を治める心を定めよ。後日の話の台になるような心を定めよ。 (6) 教会の火災は、名称の「理の台」とも言うべき事情である。 (7) 一つの道、一つの理を心に定めよ。情に流れて、すれ合ってはならぬ。順序を間違えるから怪我をするのである。 風害に遭った場合 (1) 一度のところは二度、二度のところは三度と、心を取り直して普請にかかれ。 盗難に遭った場合 (1) 盗んだ人を云々するより、こちらの心の事情を治めることが肝心。 (2) 盗まれた物品はほこりで、盗んだ人はごもく場で零れものを拾うようなもので身につかない。 (3) 警察に隠し包む必要はない。問題は盗難にあった理がわかればよい。 災害見舞について (1) 日々道の上につくしている信者を見舞ってやらねばならない。 (2) 直ちに尋ねてやるのが真実である。 (3) すぐに現地に到着できない場合は、電報ででも尋ねてやるように。

TOP


お道のツール