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増野正兵衞身上耳の悩み願

さあ/\尋ねる事情/\、身上一つ心の理一つ尋ねる。尋ねるには、皆々一つ事情、前々理諭し置くによって、一つよう聞き分けにゃ分からん。どういう事でこうなる、こうなると思う処、尋ねる。一つ事情鮮やか諭し置こう。心に皆々ほんにそうである、と心に定め、一つ定めてくれ。身上なあ、と思う。身上、これからという心持ってくれにゃならん。身上に不足なりて、楽しみありゃせん。楽しみは、心に屈託無いが楽しみ、心になあ速やかゞ楽しと言う。事情諭するによりて、皆々中の一つ理、皆々寄り合うた中の一つ理、日々勤めて居る。見分け聞き分けてくれにゃ、分からん/\。善い事するは当たり前である/\。又々一つ、一寸心よう聞き分けてくれ聞き分けてくれ。一人でいかん、二人でいかん、三人一つ理立ち寄りて、さあさあ一つ心を休めるが十分の理、と諭し置こう。

押して、屈託するようの時は、二三名相談して行なう事でありますや
さあ/\心に一つ理思い、さあ/\皆々一つ話を談じ、一人でいかん、二人でいかん、三名と言う。一つ鮮やかの理、日々通りてくれるように、と諭し置こう。
【説明】
増野正兵衛、本部員。 日々勤めているお互い同士が、あの人はああ、この人はこうと見分け聞き分けして、互いにたすけあい、心にくったくなく楽しく通れという意味で、耳の障りは、よく互いに一つ話を談じあい仲良くせよということを指示されたのであろう。
【摘要】
耳については、互いによく談じ合え。聞きにくいことも前生いんねんとたんのうせよ。神意、ぢばの理を聞き分けよ。理を知らせてやれ。いらんことを聞き、心をにごすな。などというおさとしがある。特に注目すべきことは、『理をききわけよ』と『理を知らしてやれ』という消極と積極の二つがあることで、その時の事情その人のいんねんを明らかにしなければ、適切なおさとしは出来ないことが、これによって明らかに解るであろう。皆の者が一手一つに陽気ぐらしが出来るように、耳を使わせて頂くことが、大切である。

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