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永尾たつゑ十八才深谷金次郎二十四才縁談事情願

さあ/\/\尋ねる事情/\、縁談一つ事情一条、一つ理尋ねる。尋ねるから一つ事情諭し置こう。さあ/\縁談一つ事情不思議な処一つ理、さあ/\まあ一時どうしてこうして、一つどう、一つ事情にては一時事情、こうして渡す事難し。なれども、宝でも差し上げましょう/\。一つ事情一つ理一つ心残し置いたる。これでこそと、さあ/\事情一つ事情容易である。さあ心と心、互い/\それ/\心と心の理なれば、一つ理とも皆々のさしづにもしてある。大略事情済んで、一つどうしてこうして事情安心なる。一つ理どうしてこうして心の理であろう。一つ事情皆々中、それ/\という。又、事情跡目一つ理こうしてという、一つ真を運んで、事情あれど、こそ/\と言えば、一つ理急く事要らん。一年半二年、あれでこそ、あれでこそと言うは、十分の理とも言う。これだけ一寸話して置こう。
【説明】
(1) これまでにもさしづによって話してあるように、縁談にとって大切なことは、互いの心と心を通わせ寄せ合うことである。 (2) 跡目相続について急ぐ必要はない。一年半。二年と経って「なるほど、あれでこそ」というようになって初めて、十分の治まりを見ることができるのである。
【摘要】
(1) 縁談には何よりも二人の心と心が寄り合い、通い合っていることが大切である。 (2) 神の理に基づいて事を決め、それを生涯末代までもと思い定めてかかることが肝要である。 (3) 縁談とはいんねんあって結ばれるものである。だから互いに心を寄せ合い、つなぎ合って、将来いつまでも治まっていくもと(基礎)をつくるべきである。 (4) 本人同士は言うまでもなく、双方の親をはじめ、みんなが十分に納得し「やれ嬉しい」という喜びの心の理が合っていることが大事である。そうしてこそ、その縁談は十分なまとまりを見ることができる。 (5) 人間思案の義理や都合から判断して、事を運んではならない。重要なのは互いに、真実の心を結び合うことであって形ではない。 (6) 自ら心治まっているのならば、独身であっても何ら差し支えはない。

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