おさしず検索


上田ナライトの普請南の方へと仰せ下されましたが、いずれの処へと申し上げ

ウヽヽヽ

さあ/\無けにゃならんもの、その何たるものか、心という理よう噛み分けてみよ。何処へどうしょう彼処へこうしょう、どうする。何を働く。何のために働く。この一つの心、よう聞き分けにゃ分からん。


押して、地所の処
ウヽヽヽ地所の処は南々々々、さあ/\南々々々、天より話したる。それ/\伝えたる。これさえ違い無くすれば、言う事無い。そりゃどうせこうせ、言葉に濁り打つ。濁り/\濁りて分からんようになる。

どの所にてと
さあ/\今の処どうしょうこうしょうと言うた処が、どれだけの地所、そりゃ空いたる所、ほんの一寸の始め掛けたる。分かりたやろう。

さあ/\もう空いたるは少しの所にて、ほんの仮家々々。狭ばいなあと言う一寸仮家。一時どうこう学び/\と言う。こうしたら、どうでもこうでもこれだけ一寸せにゃならん。さあよう聞き分け。五日延ばし十日二十日三十日、これべったり日が暮れたらどうする。日の暮れん先から掛からん事には、どうもならん。何も忙わしあちらも忙わしいこちらも忙わしい。忙わしいと言うて、放って置けんという理何があるか。心に嵌まったら、しっかりと言うて聞かせ。日も転じ掛けられんという順序の理、一個人に取りては、行くと行くまいとは勝手である。これをよく聞き分けにゃならんで。


押して、地所空いてある増野の南の方
さあ/\明日日たといどれだけのもの一寸のものでも、三尺の図面引き掛け。さあ神の言うようにせよ。又放って置いたてだんない事もある。放って置けん事、これよう思やんしてみよ。三日休んだら、三日の困りが見えやせんか。見えるやろう。

押して、明日奥村呼びて絵図面を作り本席へ申し上げます
ウヽヽヽ

さあ/\明日はどうでもこうでも図面引いて、これだけのものかんろだいへ行てはっきりと理申し上げ。悪い事せえと思うたら了見違う。後へ/\のつなぎ、どうでもこうでもせにゃならん。どうこう月日が変わったらどうもならん。今日行っても半端やなあ。おれもどうやった。幾度後戻り、どうもならん。取り返やし付かんようになったらどうするか。これも出あれも出/\/\、何も手つかえ、彼も手つかえ。皆々心によう思やんせい。日が遅れてからどうもならん。これを後々のための話に一寸して置く。
同午前八時上田ナライトの普請の事に付、おさしづ読み上げての後にて刻限

今日までには、どんな日もあったやろう。二十年以前の事はお前達も知って居るやろ。今日の日はしっかり聞いて置かにゃならん。
皆掴まえ無いような事と思うやろ。掴まえ無いような処から見えて来るのや。皆知って居る。知って居るやろうなあ。皆良い日もあれば悪い日もある。なれど、固まって来たら強いものや。出世は若い時にせにゃならん。年寄りての出世は先は短い。今日の事は、俄かに言い掛けてどうするかと思うやろう。何も俄かに言い掛けたのやない。放って置いたのや。一時に言うた処がどうもならん。一つ/\固め。固めたら強い/\。一つ/\固め、一つ/\組み上げ。組み上げたら強いものやで。後は陽気ぐらし。心程強いものは無い。心程弱いものは無い/\。これだけ聞き取ったら十分働き働き。働き見え掛けたら、あんな事何を言うやらというような処から、皆成って来た。

やしきの中には、存命のように十分働いて居る。陰から働いて居る。元大工して居た者や/\。月日入り込んで自由働くで/\。自由働きさしてあると言う。
心からどんな事あったて、何も案じる事要らん。しっかり聞いて置け/\。東西南北計って来い。何尺何寸あると見て来い。

今日は妙な日や/\。何なっと皆んなに一杯拵えて呑ませ/\。呑んでくれ/\。さあ/\起こすで/\。皆寄って抑えて居るようなもの。手を離したら何でも無い何でも無い。

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