おさしず検索


午前一時より本席身上御障り俄かに激しく相成りし故、教長初め本部員一同出席後二時刻限の御話

ウヽヽヽ、さあ/\/\/\/\/\/\、ウヽヽヽ、ウヽヽヽ、さあ/\/\、今度々々やり掛けたで。出掛けた、出掛けた、やり掛けた。さあ/\もう出来た出来た。さあ/\まあ/\あら/\の処出来た。どちらからやりましょう。何処からなっとやれ/\。さあ/\今度の普請、何処からどうしましょう。建家、予て言うてある。建家かんろだいを一つ芯として掛かり出す。あちらこちら建物々々、大き建物小さい建物取り除け。これ芯として計り出す。今晩はこれだけの話諭し置こう。余程席も疲れて居るによって、又日々順序運ばさにゃならんが暇が要る。これだけ一寸話して置く。

しばらくして
ウヽヽヽ、さあ/\もう一声伝えて置こう。こうして話仕掛けたら、何時話するとも分からん。これ必ず身上案じる事要らん。案じた分にゃならん/\。案じる事要らん。案じる事無い程に。これから夜々に話を仕掛ける。大きな事は容易やない程に。話し掛けにゃ分からん。何よの事も順序の話せにゃ何よの事も暇が要る。さあ何時どういう話するとも分からん。しっかり聞き分け。この度は、どうでもこうでも、やり掛けた事はやる。楽しんでやってくれ/\。建家の処方角分かろまい。彼処へ持って行ってどうやろう、何処へ持って行ってこうやろう、何と一つ/\分かりて来る。その所何も心配は要らん。今夜掛かり一寸知らして置く。大き心に成って十分心を治めて働け。遙かなあ、何処から見ても遙かなものや。国々所々日々の処皆順序働いて来るによって、これだけ一寸楽しみの話聞かして置かにゃならん。
【説明】
(1) 建物は、かねてから言うてあるように、かんろだいを芯として建てるのであるから、邪魔になるものは大きな建物も、小さな建物も取り除くように。かんろだいを芯として計画するように。 (2) このたびは、やりかけたことは、どうでもこうでも、やりとげるのであるから、楽しんでやってくれ。建屋の方角もわからないであろうが、いずれ一つ一つわかってくるから心配はいらん。大きな心になって、十分心を治めて働いてもらいたい。立派なものや、どこから見ても立派なものや、というような建物になるのである。
【摘要】
本部の普請についての諭しは、それぞれの普請の規模、構造、用途が異なるので、それについて述べられた神意を一様にまとめて言うことはできにくい。しかし次の点は、一貫しているように思う。 (1) 今一時は皆、仮屋普請である。しかして道普請であり、切り無し普請であるということ。 (2) 親の普請を急ぐより、親心の上から大勢の子供たちの帰ってくるおやしきの拡張、信者詰所の普請を望まれていた。しかし、上田ナライト様の住まいや神殿普請のおさしづに見られるように、機が熟して、神意を達成するための普請は、どんなに財政が困窮した中でも、これをやり遂げるように、きびしく急き込まれている。しかして普請の心構えとして、次のように諭されている。 ① 道の順序を聞き分けることが大切である。つとめ場所が道の普請の掛かり初めであったが、最初は小さいものから出来上がって来た道である。この最初掛かりの精神で通れば、どんなこともできる。 ② つとめ場所は一坪から始まったのであるが、その普請を引き受けると言うたのは本席である。普請に当たって、皆その心になるように。 ③ 普請はまず、木を一本買うことから始まるのである。 ④ 旬をはずさないように。旬をはずせば、できることもできなくなる。 ⑤ 念の入ったことはいらん。木柄に望み好みをするよりも、大きな心で何でもという精神が大切。小さな心ではいずんでしまう。 ⑥ 急いでかかれば十分のことができない。前々から用意を整えておくことが大切。 ⑦ 案じ心を捨て、楽しみという心をもって、勇んでかかるように。勇んでかかれば神が十分働く。 ⑧ 皆心を合わせて、一つ心になることである。派を分けてはならん。 ⑨ 外面を飾るよりも、内面の充実が大切である。「中に綿を着ずして、外に綿を着ては通られん」と仰せられている。

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