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刻限御話

ウヽヽヽ、さあ/\/\/\、ウヽヽヽ、さあ/\/\、又々今晩々々、又今晩、ウヽヽヽ。

さあ/\/\詰んで/\詰み切りたる順序送りて来た。そらと言うたらこう、こうと言うたらそりゃ、さあと言うたらあすこにある。こうと言うたら彼処にある。これは心に止める事出来ようまい。なれど、順序の理通りて一つ治めてくれ。話通りにさえすれば案じる事要らん。これだけ、又一つ今晩の順序に諭し置こう。


しばらくして
さあ/\もう一声々々、これまあ順序から諭する。まあ/\これまでの始まりも同じ事、小さい事から言い掛ける。皆たゞこの道というは、始まりは四十五六年以前のものは一坪から始め掛けた。これが一つ始まり。その一坪から掛かりてこうと言う。神に上に一つ話し、神が一つ答えば人間が話す。人間が答えば神が話す。これは古きふでさきにもちょと知らしたる。一坪から始まり、一坪ぐらい何でもないと言うやろう。掛かりはそんなもの。それを引き受けると言うた者は席が言うた。皆その心に成れ。一坪から始め掛かり、言うて来て出来た。難儀の道も通りどんな道も通り、難儀の道から出来て来たる。皆所々一つ/\の印出来たる。これかと言うもの、こうと言うもの、一つも無かったもの。ほのか/\/\と言う。二十五六年前より通り来たる。あちらこちらその中に又一つ苦労の道あった。そりゃ言うまでやない。皆心に保って来たる。これから大き積もれば、一つこれあら/\心に治めるよう。何間何尺心に積もって、持って行てみよ。普請の掛かりは、小さいければ大きする、大きければ小そうする。低ければ高くする、高ければ低うする。一つの苦労もせにゃならん。皆々承知してくれるよう/\。承知してくれたらどんな事も出来る。出来る/\。
【説明】
(1) 今、特に話したいのは旬ということである。神殿普請の旬が来ているのであるから、皆楽しんでくれねばならぬ。神の目には、このことは二十年前に既に見えてあったのであるが、お前たちはわからなかったことである。この旬をはずさないようにしてくれ。旬をはずすと、できることもできないようになってしまう。 (2) 今から四十五、六年以前、つまり元治元年に建築したつとめ場所は、一坪から始めかけたのである。これが、そもそもの始まりで、今日の道の姿になっているのである。 (3) つとめ場所は一坪から始まったのであるが、今日では一坪ぐらい何でもない。と皆言うであろう。しかし最初は、そんなものであった。その普請を引き受けます、と言うたのが本席である。皆その時の本席の心になってもらいたい。一坪から始めかけよ、という教祖の言葉によって始めたのであるが、幾多難儀の道も通り竣工したのである。
【摘要】
本部の普請についての諭しは、それぞれの普請の規模、構造、用途が異なるので、それについて述べられた神意を一様にまとめて言うことはできにくい。しかし次の点は、一貫しているように思う。 (1) 今一時は皆、仮屋普請である。しかして道普請であり、切り無し普請であるということ。 (2) 親の普請を急ぐより、親心の上から大勢の子供たちの帰ってくるおやしきの拡張、信者詰所の普請を望まれていた。しかし、上田ナライト様の住まいや神殿普請のおさしづに見られるように、機が熟して、神意を達成するための普請は、どんなに財政が困窮した中でも、これをやり遂げるように、きびしく急き込まれている。しかして普請の心構えとして、次のように諭されている。 ① 道の順序を聞き分けることが大切である。つとめ場所が道の普請の掛かり初めであったが、最初は小さいものから出来上がって来た道である。この最初掛かりの精神で通れば、どんなこともできる。 ② つとめ場所は一坪から始まったのであるが、その普請を引き受けると言うたのは本席である。普請に当たって、皆その心になるように。 ③ 普請はまず、木を一本買うことから始まるのである。 ④ 旬をはずさないように。旬をはずせば、できることもできなくなる。 ⑤ 念の入ったことはいらん。木柄に望み好みをするよりも、大きな心で何でもという精神が大切。小さな心ではいずんでしまう。 ⑥ 急いでかかれば十分のことができない。前々から用意を整えておくことが大切。 ⑦ 案じ心を捨て、楽しみという心をもって、勇んでかかるように。勇んでかかれば神が十分働く。 ⑧ 皆心を合わせて、一つ心になることである。派を分けてはならん。 ⑨ 外面を飾るよりも、内面の充実が大切である。「中に綿を着ずして、外に綿を着ては通られん」と仰せられている。

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