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神戸分教会長につき増野に勤めて貰い度き由を講元周旋一同より申入に付、御許し下さるや、いかゞのものでありますや、増野正兵衞身上より伺

何彼に治まり難くいから一日の日遅れる。早く理上、治め一条、成らん事をせいとは言わん。言わん言えんの事情、いかなる事も治まり、事情一つ事情治めてやる。皆治める事情、第一の処にて一つ思えども、日々日柄心一つ何かの処、だん/\治めやろ。治めやる。一つ治まれば何か万事治まる。一寸には所に一つなれどもよう聞き分け。あちら一つ、ぢば一つ、一名一人理運び来たる、日々月々年々一つ心の理が分からん。ぢば幾名何人居る。何処にだん/\一名一人治まり付きやせん。よう聞いてくれねばならん。たゞ一つ息、たゞ一つの息、これまで尽す処、人数の処、日々の処という。前々これまでの処話々してある。ぢば一つの理という。長らえて尽したる処、所に一つ治め来たる、日々治め来たる。どうでもの処がある。成らん理を治め、治まられん理を治まる。このぢば幾名何人あるか。これから人数何人ある。よう聞き分けてくれねばならん。どれだけ第一ぢば人衆数えてみよ。治まる治めて一日事情問うてくれねばならん。人衆定め、理でない。国々所々枝々、元ある元、一つ息、この元一つ、一つ世界という。何程発明でいかん。一人の世界という。力々。
【説明】
(1) 何やかやと心が治まりにくいから、だんだん遅れ遅れになっている。早く理の上から思案して心を治めよ。できないことを無理にせよとは言わない。 (2) 現在このおぢばに住み込んで勤めているものは幾人かいるか。これから人数何人必要であるか。よく聞き分けてくれねばならない。大切なおぢばに勤める人衆はどれだけか数えてみよ。 (3) 国々所々の枝々は元があって一つの息がかよっている。この元があって世界が治まるのである。何ほど賢くてもいんねんのない者はおぢばに勤めるわけにはいかない。おぢばに勤める一人の丹精によって世界が治まるのである。しっかり丹精せよ。  増野正兵衛氏が道一条となりおぢばに住み込むについては、先ず家族の強い反対があったが、これが緩和すると神戸の信者がおぢばに移り住むことを喜ばなかった。しかし神意はいんねんの上から、一日も早くおぢばに住み込むようにときびしく急きこんでいられる。
【摘要】
生活水準の上昇に伴い、道一条の生活は一層困難であるという見方もある。しかし何といっても道一条の生活こそ、親神の度々の理に受け取って頂く道である。  これは全く、その人のいんねんによるのである。いかに反対であっても、旬が来たならば待ったなしに、そうならざるを得ないのである。  お道に財産をつくすことはいんねんを洗いかえるためである。その際反対に会い、また本人も不安に思うであろうが、そのために教祖のひながたが示されてあるのであり、教祖の理にもたれて通るならば、やがて闇夜が明けるような道に出ることが出来る。  いんねんならば、お道を通らなくても財産を失うようになるのであり、お道になったから財産を失ったというのではなく、失うべき旬が来たのでお道に手引きしていただいたと悟るべきである。  道一条を通る者は、 (1) いんねんの自覚とその洗いかえ (2) をやにもたれてをやのひながたをふむ (3) おさづけを取り次ぐ (4) だめの教えたるゆえんをよく治める (5) 将来を楽しむ ことが大切である。

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