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兵神分教会所新築落成に付区役所へ届済、この段御礼申上げ、就ては開講式の儀は陰暦五月五日六日両日御許し願

さあ/\尋ねる処/\、さあ/\やれ/\の日、ぢば治まった。皆々の心一日々々定める処、何時なりと吉き日を以て心置き無う。楽しみ一つ治めるよう。

押して日の処陰暦五月五日、六日の願
さあ/\定日定め/\、心一つやで。皆心一つの理を以て治まる。これをよう聞いて置かねば分からん。

分教会所めどうの処、赤衣は又一日の日があると、郡山分教会のおさしづに御聞かせ下され、よって御鏡をめどうと致し居ります。御心をうつし下されますのに、おぢばへ持ち帰り、本席へ御願い致して宜しきや、世界の事情で御うつし下されますや伺
さあ/\めど/\/\、めん/\めど。めん/\どういうもの、心、心がめどやで。よう聞いてこれめど。道理を以て、めど一日の日治まる日がある。道理上一寸一日の日、世界中一日の日めど一つ、道理上めど/\、めん/\めど、どんな所でも守護。

御勤御面の処は郡山分教会所より伺の節に、御許し無之旨承り恐入ります。就ては悪しき払、一寸咄、甘露台、十二下りよろづよ、この御勤さして貰いましても御許し下されますや伺
さあ/\つとめ/\、つとめ尋ねる。鳴物一切許す。日々に勤め居る通り許し置こう。

御勤の人衆は男は黒紋付袴、女は紅色の衣服に白かり絹を掛け、赤袴、髪は下げ髪にしても宜しく御座りますや、おぢばの型通りして宜しきや、御許し願
さあ/\一日の日、定め一つ元一つの理を見て世界一日の日、一時世界という。その理をもて世界という。さあ/\どんな事して悪いとは言わん。元一つ世界その理に計り出せ。何処にどうや、こう言えば許そう。

十二下り御勤は六人一勤、三人一勤という事承り、講社の人数も多人数でありますが、六人の処九人、九人の処十二人位として、理が外れるものでありますか願
さあ/\事情の理を尋ねる。だい/\一つ始まる。六だい一つの理、それより理を始める。一寸何かの処、六だい始まる処、一寸通るがよい。だん/\理がふえる。何許して貰われん、楽しみ出したる処、一つ皆々思う。又々よう/\始まり、一寸六だいの理を以て始め掛け。

開講式に付、参詣人に御酒御鏡餅一寸印だけさして貰いまして宜しや、人間心で先見えぬ故伺
さあ/\皆々尋ね/\。一つ/\の理を聞かそ。どうしたらよかろう。どうしなとも言わん。随分の理を以てする。世上一つの理がある。付く中に一つの理もある。一寸に分からんから尋ねる。一寸談示々々ある。随分々々長くの理をするがよい。

遠方講社より分教会所へ寄進なし下されし人に、受取証書出して宜しきや伺
さあ/\そら心だけ/\。

同日、兵神分教会所新築落成に付、本席を一度招待仕り度く御出張御許し願
さあ/\一度々々許そう。一度許そう。
【説明】
(1) 現兵神大教会 (2) 「おさしづ」によると山名などでも、明治二十一年四月東京に教会本部ができると、さっそく分教会設立のお願いをしているが(五月二十日、八月九日)、「ぢばをちゃんと治めて、それからあちらこちらへも始め出すとの事」と言われて、教会設立は待たしておられた。 (3) めどうについては、将来定まる日があるから、今のままでよい。 (4) 先に揚げた明治二十二年三月三十一日のおさしづ。 (5) 元一つがあって世界がある、教会にしてみればぢばがあって、その理を受けて各地の教会があるという道理から考えてきめよ。 (6) 六だいという一つの理から六人で勤める (7) 祭りの行事としてふさわしいことをする。
【摘要】
祭儀に関する事情というのは、一般にほとんど起きない。祭儀式は定められた形式があって、それに準拠して執行されるものであるから、もし問題が起こるとすれば何かの事情で、それが規定通りに執行できない場合ということになる。この場合、祭儀式の種類によって、それぞれの事情が複雑になってくるのは言うまでもない。  祭儀の中心はおつとめである。一般教会のと教会本部のとの相違および関連性、つとめ人衆の理、祭典日などには、それぞれ理がある。なぜ、そうなっているかという教理的理由があるので、やむをえない事情以外おさしづでは変更しないように諭されている(なお変更については、明治二十九年四月の内務省訓令以後の、とくに明治二十九年五月二十日のおさしづ、および「稿本中山真之亮伝」215~235頁参照)。  このような事情のおさしづは、適当な引用例をあげることが難しいので、ここでは、祭儀に関係のあるおさしづの中で、特に祭儀を諭されていると思われる例を引かせていただいた。もちろん例の数も不十分であり、本部と一般教会とが同列に取り上げられているなど雑然としているが、これらの例から、祭儀に関して疑問の起こりそうなところや、その悟り方が明らかになろう。  明治二十七年七月三十日のおさしづは、世界の事情の項目にもあげられているが、おつとめの意義が鮮明に述べられている例として、ここにもあげさせていただいた。また祭儀にはおつとめ以外、たとえば葬祭などいくつかあるが省略した。

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