天理教教祖殿逸話篇


「神の方には」

教祖は、お屋敷に勤めている高井直吉や宮森與三郎などの若い者に、 「力試しをしよう。」と、仰せられ、御自分の腕を、 「力限り押えてみよ。」と、仰せられた。けれども、どうしても押え切ることは出来ないばかりか、教祖が、すこし力を入れて、こちらの腕をお握りになると、腕がしびれて、力が抜けてしまう。すると、 「神の方には倍の力や。」と、仰せになった。又、 「こんな事出来るかえ。」と、仰せになって、人差指と小指とで、こちらの手の甲の皮を、お摘まみ上げになると、非常に痛くて、その跡は、色が青く変わるくらい力が入っていた。 又、背中の真ん中で、胸で手を合わすように、正しく合掌なされたこともあった。 これは、宮森の思い出話である。

小さな埃は
おいしいと言うて


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