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増野正兵衞小人道興目かい乳を上げるに付伺

さあ/\小人一つの事情、内々の事情、家内々々日々どういう事であって、よう事情どういう事であろう。こういう事である。どれだけ思うて居るである。小人の処一寸心得ん。身の処あたゑ一つの理思わん。この事情聞き難くい。三人寄れば三人の心、四人寄れば四人心。一人が一人の理を以て案じる。案じる事は要らん。案じると楽しみの理が薄うなる。案じの理が回る。四名は四名、三名は三名の心という理がある。案じる者も案じん者もある。
【説明】
子供の身上お手入れの理由は、どうしてかと思うであろうが、それは、身上かしもの・かりものの理を思わないからで、この事情はなかなか聞きとりにくいという意味で、乳をあげるのは、身上かしもの・かりものの理を十分心に治めよということを指示されたのであろう。身上かしもの・かりものの理が真に治まったならば、如何に生活が困難でも、不足も先案じもしないであろう。
【摘要】
乳戻すことをもって、天の理即ち、天の摂理、いんねんの理、身上かしもの・かりものー子供は親神様よりのかりものとさとらせていただくべきであるーを十分心に治めるようにさとしていられる。

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