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出直後、証拠守取扱いの事情願

さあ/\尋ねる事情/\、一つの理を諭そう。さあ/\悪難除け心だけ下げてある。一人の心に下げてある。人が変わりて一つ前々の理、内々の大切な宝として祀るがよい。

をびや許しを戴き帰宅前に生れ、お浄め一包を戴かせ、残り二包取扱いの事情願
さあ/\尋ねるじゃろう/\。尋ねる事情、妊娠一条尋ねにゃならん。ならんはどういうものなら、妊娠一条、内々信者何の苦も無く、他の処尋ねる。一つの理も諭し置かねばならん。前一つ尋ねる。身持ち一つ、早め一つ、後浄め一つ。又一つ尋ねる事情というは、皆聞き取って心治め。どういう処から尋ねるものじゃ。をびや一条どういうものであろう。近く所、遠く所、尋ねる事情、今一時世上世界という。自由成るか成らん尋ね分かりある。成らんは今一時判然許す事出来ぬ。いずれ年限の事情を以て先々という。たゞ一概遠く所どうするぞ。近くの所それ/\一体と言うか、言わぬという。何処も一つに治まる。一つという。遠くの所一つの理分かれば、近く分からん。今一時一手に分からん。年限の事情で自由、年限の理で自由聞いて置かねばならん。

押して願
さあ/\一度の願一つの理、一人の願/\、一人のたすけ、妊娠一人の理、三つの理をよう聞き分け。一人の事情に三つ/\理で発散出来て、もう一つはこうして人一人の理で三つの理で、一つ後へどうも分からん。尋ねる一名一人、小人一人の理は三つ許してある。
【説明】
(1) おまもりは悪難よけのため、ぢばへ帰った証拠として願い出る人の心に授けているものである。一名一人の心に下げているものである。したがって、本人が出直した場合、他人げそれを譲り受けるというわけにはいかない。それは家の大切な宝として祀っておくがよい。 \n\n (1) をびや許しを願い出ると、三包みの御供を戴く。 身持ちなりの御供  胎児の居ずまいの悪くならないよう、身二つになるまで母子供に故障のないよう、戴いて帰ったら親神様にお願い申し上げて、すぐにいただく。 早めの御供  産気づけば時期を仕切って、安産させていただきたいと家族共々親神様にお願い申し上げていただく。 清め治めの御供  出産後後片付けをすませ、座を改めた上、お産をすませていただいたお礼を申し上げ、あとあと清めてくださるようお願い申し上げていただく。 (2) をびや許しを戴くに当たって、近い者はよいが遠くの者は、帰宅前に生まれてしまうこともある。こうした事情を、どうしたらよいか尋ねているのであるが、今のところは世上の事情もあって(当時おやしきを探索する者があり、別席、をびや許しなど、ひっそにしておられた)判然と許すわけにはいかない。いずれ年限が経てば、問題にならなくなるであろう。ただ遠くから運んでくる場合、どうしたらよいか、近くの者も同じ事情であるのか問題にしているが、をびや許しの根本の理を思案するなら、遠近にかかわらず、すべて理は一つに治まる。 (3) 大事な出産の願に、をびや許しを出してある。これは生まれ出る子供一人のための安産の願いであり、たすけなのである。一人の子供を出産するに当たって三包の御供が授けてあるが、この三つの理をよく聞き分けよ。一人の子供の出産は、この三つの御供の理で治まるのである。ところがをびや許しを戴いても、御供を戴かないうちに生まれた場合、残った御供をどう扱えばよいか、どうもわからんと尋ねているが、子供一人の安産は、三つの御供の理を持って神が守護するのである。
【摘要】
(1) おまもりは、ぢばへ帰った証拠として、一名一人の心にお下げいただく(十五歳未満の者は両親、または親に該当する者が付き添うこと。ただし両親であれば、本人が帰っていなくとも代わって戴くことができる)。 (2) おまもりは「悪難除けのため」授けられる(心の守りが身の守りと教えられている)。 (3) おまもりは、存命の教祖にお召しいただいた赤衣様をお下げいただく(したがって、常に肌身離さずに身につけさせていただくようにする)。 (4) 「人が代わって」おまもりを他人が譲り受けることはできない。本人が出直した時は、内々の大切な宝として祀らせていただく(家族の者が新しい紙に包み替え、名前を書いて祀らせていただく。焼いたり埋めたりしないように)。 \n\n (1) をびや許しは「元始めたをやの証拠」「をや人間始め証拠」として出される安産の許しである。 (2) 百人分(現在は三千人分)の御供をかんろだいへ供え、をびやづとめを勤めて御供を授けられる。 (3) 「三日三夜に宿し込んだ」という理によって、三粒入りの御供三包みをいただく。すなわち「身持ち一つ、早め一つ、後浄め一つ」である。 (4) 人間宿し込みのぢばの理を伝えて、をびや許しを出すこと。 (5) をびや許しを戴けば、常の通りして毒忌みなどをする必要もない。すっきりと安産をさせる。 (6) をびや許しを戴いて、帰宅前に生まれた場合「小人一人の理は三つ許してある」のであるから、残りを全部「清め治めの御供」としていただく。

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