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教祖履歴編纂致し度くも委しく知らざるに付、各古き詰員に聞き正し、綴る事に致し、尚不分明の処はおさしづに預り度願

さあ/\尋ねるであろう。尋ねにゃ分かりゃせん。尋ねるから一つ/\の理話そう話そう。どういう事から話掛ける/\、紋型無き処から話掛け、ほのかの事情元々事情分かり難ない。前生なんというは、これは一々古き者何も分からん。今にそう成ろうか、何かの掛かり、前古い/\、結構からついて来た。最初我がもの前々思やんせにゃならん。人の心をかって日々という、この理日々という。内々一つ親族余儀無き事情。元々元々さっぱり分からん中、古くから始め。何年から紋型無き処から、しんばしらという。始め掛けたら、この事情分かるなら、心に浮かばそう。我がもの人を情無い道はきゃ分かりゃせん。今日の日はそこい/\、今の道世界の道の理が分からん。煩さに何でも通さにゃならん。よう聞き分け。神一条の道、世上の道煩そうてならん。どんとどうもならん。道が変わる、事情が変わる。おめも恐れもするのでない。深い理、順々の理を以て尋ね聞き、誠定め掛け。姿ひながた今一時というひながたの道がある。これをよう聞き分け。最初我がもの、その時今の道明らか成った理、今は世界の道通してある。広くの道、世界の道、広くて日々の心配、どんな道があるとも分からん。どうしてこうして話通り通らにゃならん。おうこ一つ残さにゃならん。心を浮ぶ一つそこい/\。又事情分からんにゃ尋ね、尋ねば諭する。皆揃うて身に治めてくれるよう。
【説明】
(1)当時教祖の御履歴編纂の必要があった事情は、よくわからない。おさしづ等の記録文書が整理されたのも、明治二十三年頃とも言われる。このおさしづでは、教祖のご履歴の見方について教えられている点がみられる。 (2)「稿本中山真之亮伝」5頁参照。 (3)教祖の道すがらはひながたであって、今この時どうしたらよいかという場合には、ひながたの道があるということをよく聞き分けてもらいたい。 (4)意味不詳。辞典によると、、方言として天秤棒のこと。苦労話の種子を残すということか。
【摘要】
編纂・出版のおさしづは、ほとんど教会本部に関係あるものである。それゆえ、ここでは、これらのおさしづによって、われわれの心がけるべき点が探らせてもらえるようなものを揚げた。よくわからないおさしづもあるので明確に述べにくいけれど、大体、次のような点を諭されている。 (1) どんどん盛んにすべきであるが、それがお道のためになるか、どうかという点を考慮する必要がある。 (2) 言ってよいこと、わるいこと、出版してよいもの、わるいものがあるので、よく内容と発表する場を検討する必要がある。 (3) お道の出版物は、誰が読んでもわかるようなのがよいので、念を入れて、かえってわかりにくくなるということのないようにしなければならない。 (4) 責任者に重荷がかかる場合があるが、誠心誠意一つ一つ事に処して行けば、必ずご守護があるものである。 (5) 教外者がお道について書いた出版物は、別にどうこうはない。

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