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寺田国太郎身上障り咳出て機嫌悪しく夜泣きするに付願

さあ/\小人々々の処、小人の身上咳くという処、尋ねる処、よう事情聞き分けて、それ/\いつ/\まで事情、よう/\の道を運び、よう/\の事を思えど、どういう事であったと思うは事情である。さあ/\先を思うは事情あろうなれど、心一つ成らん事情であるまい。世界見ればどういう事情、こういう事情聞くであろう、見るであろう。小人末というはどうであろう。理で立って一代という。これよりは先長く事情である。末一代小人というは、何たると思う。日々という、何にも案じる事は要らん。案じる理は持たず、楽しみの理を以て事情という。世上いんねん一つの理を以て世上見れば、どれだけのいんねんもある。世上から見れば何たると思う。よく聞き取って、互い/\小人一人頼り、いつ/\事情聞き取りて、さあ小人どれ出直しであろう、誰出直しであろう、日々思うであろう。事情は二つ一つの理である。又々事情、三年先という。三才事情計り掛ける。いつ/\出直し、どちらの事情思わずしていんねん一つの事情、互い/\一つの理を以て事情という。これをよう聞き取りてくれるよう。
【説明】
寺田国太郎、本部員。 世間をみれば、いろいろの事情を聞いたり、見たりして、子供の行末はどうであろうと案ずるであろうが、一代理を立切ったならば、その効能は末代であって、二代目の子供は、どうかと思うであろうが、日日何も案じることはいらない、御守護をいただける。という意味で、子供の夜泣きするのは、親が子供の将来を案じて、現在通らせていただく道を不足してはならないということを指示されたのであろう。
【摘要】
子供の夜泣きは 子のよなきをもふ心ハちがうでな こがなくでなかみのくどきや    三 29 のお歌で示されるように、親神様のくどきであるが、その原因は (1)十分いんねんの理を理解せず、日々をたんのうして通れない。 (2)帰参する道の子に十分の満足をあたえることが出来ない。 (3)親が子供の将来を心配して、現在通らせていただく道を不足する。 (4)理にもとづいて、もう一段しっかりした心定めが出来ない。 こと等、成人のもどかしさについてである。

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