おさしず検索


増野いと神戸へ行き長滞在に付、迎いに行きだん/\諭しても直ぐと帰らず、二三日して後より帰るように申します。その事情に付、梅谷四郎兵衞、桝井伊三郎、清水与之助の三名より願

さあ/\事情尋ねる処/\、事情にこれまでに幾重の事情を尋ねるを諭してある。身上これまでの処、当分運ぶ事情、又事情尋ねる。さあ事情は難しい事は一つも言わんで。人間という事情、人々の心という。長らえての道の処、不自由々々々の処も、事情聞き分けにゃいかんで。鮮やかなればいかなる理も聞き分け。なれどこれまでに諭してある中に、夜が明ける理も諭してある。暗い中運ぶ事情治まり難くかろう。治まり難くい道も、当分という理も諭してある。いかなる理も諭してくれ。当分という理、聞き難くい理も聞き、諭してくれるよう。ついで/\の道も諭して置く。互い/\の理を以て治まりはする。なれど聞き難くい事も聞いて、ついで/\の道を以て、互い/\に諭してくれるよう。
【説明】
(1) 人間というものは、一人々々心が違う。長い間お道を通るうちには、不自由のところも事情聞きわけて、たんのうして通らねばならない。 (2) これまで諭してある中に、やがて夜が明ける理も諭してある。暗い中を運ぶのは治まりにくいであろうが、治まりにくい道もいつまでも続くのではなく、当分という理も諭してあるという意味で、道一条を通りいずみがちになる心に対する、懇切なお諭しをここに見る。
【摘要】
生活水準の上昇に伴い、道一条の生活は一層困難であるという見方もある。しかし何といっても道一条の生活こそ、親神の度々の理に受け取って頂く道である。  これは全く、その人のいんねんによるのである。いかに反対であっても、旬が来たならば待ったなしに、そうならざるを得ないのである。  お道に財産をつくすことはいんねんを洗いかえるためである。その際反対に会い、また本人も不安に思うであろうが、そのために教祖のひながたが示されてあるのであり、教祖の理にもたれて通るならば、やがて闇夜が明けるような道に出ることが出来る。  いんねんならば、お道を通らなくても財産を失うようになるのであり、お道になったから財産を失ったというのではなく、失うべき旬が来たのでお道に手引きしていただいたと悟るべきである。  道一条を通る者は、 (1) いんねんの自覚とその洗いかえ (2) をやにもたれてをやのひながたをふむ (3) おさづけを取り次ぐ (4) だめの教えたるゆえんをよく治める (5) 将来を楽しむ ことが大切である。

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