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永尾よしゑ背中痛み寝起も仕兼ねるにより願

さあ/\身上の処尋ねる。どういう事である。何心なく身上という。一つの事情不足、一つ事情よう聞き取れ。何程聞いても分かろうまい。十分の理である。十分の身である。若き事情、一名一人の事情治まれば又一つという。どれだけどうしようと思えども叶わん。身の内の処では勝手という理は出せようまい。何程結構、日々事情いつ/\までという。身上に一つの事情あれば、何の楽しみもあろうまい。めんめんの勝手というが、何遍諭せども一寸も治まらん。もう/\十分々々。何も彼も治めてある。なれど勝手がある。勝手はどうもならん。親の事情親の理聞き分け。身の処にて不足あればどうもならん。勝手がどうもならん。親々の間に何の差さありも無い。親々の理を聞き分け。身上に不足あれば何程勝手を出そうと思えど、どうもなろうまい。軽きと思えば違うで。ようこれを聞いて置け。
【説明】
永尾芳枝、本席様息女。  身上であれば、勝手という理は出すことが出来ないであろう。勝手はどうもならない。 親(本席様)の事情、親の理を聞き分けよ。身上が不足し、病気であれば、どうにもならない。勝手がどうにもならない。という意味で、背中痛みは、勝手をしてはいけないということを指示されたのであろう。
【摘要】
何か気に入らぬことがあると、勝手気ままを云い、背中を向けることがよくある。こうした動作と関連して考えると、背中痛をもって、勝手をいましめていられるおさしづの妙味が納得されるであろう。

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