おさしず検索


刻限(前おさしづに基づき中山会長へ御願い致しました処、会長は前川方は中山のある限りは粗末にはせんと仰せ下されました、前川方へ行き御話伝えました。)

さあよく/\聞き分けるなら、一つの話をしよう。分かりてあるやろう。分かりてあるだけでは運ばん。前々以て一つ尋ね出る処、中山家のある間、一つも粗末にはせんというは、どういう処より出るか。この理を聞こう。神の方より聞こう。

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さあ/\洗い替えて速やか。日々の処からどういう理が出るとも分からん。さあさあ直ぐと/\話して、親族の理を以て放って置けんというは、どれから出たか。このやしきでは親族の理では、世上救ける事が出来ん。苦労艱難の道を通り来て理を聞くなら、一つの道も通そう。限り無き処まで尽そうというは、どういう理であるか。中山家の続くまで救けるというは、親族の理であろう。三十年以前の理を聞き分けるなら、何も分からんやない。残念の道も通りて来たわい。何でも彼でも足場が無くば付けられん。歪めてなりと、痛めてなりと、洗い替えて事情、これまで通りどんな事も聞き分け。一年で蒔いた種が、一年で生える。二年で蒔いた種が、二年で生えるのもある。又蒔いた種が生えんのもある。なれど一旦蒔いたる種は、どうでもこうでも生やさにゃならん。生えんという理は無い。どんな事も談示したとて、聞く者は無い。残念。相談する人も無し、掛かり掛けた道どうなろうと、残念々々の道も越して来た。涙をこぼして越した日もある。種を蒔いたから今日の日や。広い地所があっても種を蒔かねば草山や。草山は草山の値打ち。種があればこそ、修理がある。修理がしたならこそ今日の日や。これをよう聞き分けてくれ。

さあ/\尋ね掛け話。さあ/\朝はとうからどん/\風も構わず走り歩き、寒い時は寒い装束、暑い時は暑い装束、扇使いでは種になるか。これだけ話すれば皆分かる。前々にも話してある。三つの立て合いと言うたが、諭したが、向うに何と言うたぞ。


平野楢蔵「たんのうして居られます」と答えると
結構が分かるなら、神一条を尋ねる。神一条の道を通れば、たゞ一人の不足はあろうまい。たった一人の曇りがある。そこで口説き掛けたのや。これまで内々事情、神に尋ねた事はあろうまい。勝手に通りて来た。たった一つの道が濁ってある。どうも速やかならん。そこで口説き掛ける。さあ/\残念とも思わず、恥かしいとも思わず、神であって何の事情も通らず、今の一時の諭しを聞いて、芯から前々の理が分かり、嬉しいと思えば、一つさんげが出来ねばならん。成る時なら誰でもする。成らん処を通り、言うに言われん、越すに越されん、心にほんに鈍な事やなあと言うて、残念な道も通りたと言う。何もどうする事も要らん。なれどたった一人の心で動く事も出来ん、何処も見られん。独り竦んで居やにゃならん。これまでにも尋ねるなら、心受け取ってさしづする。さしづは違わん。よう聞いてくれ。違うさしづして、一日の日が照るか照らんか。一つの理を聞いてくれ。前々より一つの理も尋ねやせん。今日の日は残念であろう。けなるかろう。なれど勝手に知りつゝして来たのや。今日の日は気兼ね無い。親族といえどもどうもならん。これまでそれだけの道を通りて来たなら、何処の何某と、国々まで響く。今日一つの理を見よ。どうもならん。心打ち解け洗い替え。蒔いたる種は、神が皆受け取りて居る。受け取りた種は皆生える。

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