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増野正兵衞女中おみね二三日前より熱の障りに付伺

さあ/\一寸事情尋ねる処、どういう事であろうと思う。何かの処、一日の日の処、迫った処、身上に不足どういう事であろう。別段どんな事も、内々の処、これまでの処の事情、人々の処/\、切なみ/\、何も案じる事は要らん。一寸の処一日の日、どんと思うとな。事情どうもならん。人々一時一つの事情、これまで運んで、どんな日も越して来た。一日の日これと思わず、どんな事も取って、一寸一日の日不都合。めん/\いかなる理もあった。治まる。聞かし置こう、諭し置こう。案じる事は要らんで。
【説明】
どうして、今日身上が大変迫ったのであろうと思うであろうが、別段どうという事もないので、家内の者が今迄他人行儀で、心が一つにならなかったために、身上にせつなみがかかったのであって、心が一つになったら、何も身上は案じることはいらない。という意味で、熱の障りは、家内の心が、ばらばらで、すれ合ってはならぬ。ということを指示されたのであろう。
【摘要】
熱については、物体の摩擦から発熱するように、心の摩擦から、身上に発熱するという理をさとされている。そもそもの理即ち、各自が勝手の心を遣い、一手一つに治まらない理ー仲違いの理ーが発熱となる。よく談じ合い、一手一つになることが発熱を御守護いただく元である。また因縁の自覚が足らず、因縁の理に逆ろうて不足することも、発熱病の元となる。発熱の場合は、各自がたんのうし、またそれぞれがたんのうし合うということが、特に大切であろう。

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