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山名部内愛知支教会事情に付、桝井伊三郎、永尾楢次郎両人出張の願

さあ/\尋ねる処/\、前々以て事情諭したる処、どちらも同じ理に諭したる。どういう事一つの事情、分からん/\というは、よう聞き分け。中に皆んな互い/\の理を以て寄り合うたもの。中に散乱幾重々々どう諭しても分からん。どんな治め方何程聞いたとて、心に理が治まらねば何にもならん。教も聞かず理も外し、めんめん理を以てするからは、どうする事も出けん。教も聞かず理も外し、一時事情治まったかと思えば、又事情という。是非無きもの。この道という互い/\理を聞き込んで集まる。それから先々治まる理もある。なれど、半分々々七分々々、そもそもの理ではどうも治まらん。ろっくに理を持つから、ろっくに治まる。今一時余儀無くの理を以て出て来た者治め方という。一時には付こうまい。どうもさしづのしようが無い。さしづ通り用いらねば何遍でも同じ事、これよう聞き分け。

同時、押して
さあ/\強ってと言えば、それはどういう事も治め方という理であろう。出越したら治まるやろうと思う心は受け取る。なれど、よう聞き分け。どうもならん。さあさあもうこれまでの処にあちらもいかん、こちらもいかん。先々そも??/\の理から理を失うて了い、曇り/\の中、曇りは危ないもの。又世界という理もあろ。国々所々に多分の理を下ろしたる。日々働いて居る。曇り/\ては晴らす事出けん。人間心を混ぜるからどうもならん。今一時出越す処、尋ねるから前々以て理の諭しという。一時どうも諭し難くい。この理をよう聞き分けてくれ。
【説明】
(1~3)この道は理一つがたよりであり、理一つによって集まって来ている道である。それなのに教えも聞かなければ、理もはずし、めいめい勝手な人間思案に明け暮れしているようなことでは、どうすることもできない。さしづのしようもない。 (4~5)教会本部から事情解決におもむいたら、治まるだろうという真実は受け取る。しかし皆が、それぞれ自分勝手な心から理を失い、曇ったことになっている。この曇りは危ないものである。人間心を混ぜるからどうもならず、さとしにくいという理を聞き分けてくれ。
【摘要】
後継者の問題は大きく分けて二つある。一つは後継者養成の問題であり、ほかの一つは後継者選任の問題である。ここでは後者を取り扱い、後継者育成の問題は「縦の伝道」のところで取り扱う。  なお後任者に譲り渡すべき時期の問題などもあるであろうが、それは「担任」のところで取り扱う。  後継者の選任を要約すれば下の通りである。 (1) 妻が会長を受け継ぐには、生涯末代道に伏せ込む決意が必要。 (2) 子供が幼年である場合には、適当な役員を選任して治めさせるのがよい。 (3) 子供に長幼の順序があっても、こうのうの理によって後継者を定める。 (4) 子供が後継者と定まってない間に会長が出直した場合は、一刻も早く上級から葬儀に参列することが大切。そして落ち着いてから十分言い聞かせて、あとを継がせる。 (5) ともかく、この場合は子供を満足させること。 (6) 役員が後を継ぐ場合は、本人の揺るぎない信念が一番重要。 (7) 役員が後を継ぐ場合、皆の気持ちがこの人と集まることであり、逆に言えば、皆の気持ちを一つに集める人があとを継いで行く。 (8) 何かの都合で、その教会の道を開いた人(甲とする)が会長とならず、別の人(乙とする)が会長となっていたような場合、後継者としては、乙の子孫よりも甲を会長とする。甲の社会的身分は低くとも、元を尋ねることである。 (9) そのような場合、人間思案で明け暮れせず天の理で治めることである。

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