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奈良支教会長森川重太郎長男宇次郎三十一才大熱下だり願

さあ/\尋ねる事情/\、事情一つとんと事情もう一時以てどうなろ。それ/\事情、一寸一時計り難ない事情ある。身上一つどういう心という。定める治める事情、一時案じて居てはどうもならん。案じると案じの理が回る。一時以て他に一つなあ、道の中になあ、どうでも心を治めて一寸早い理を諭す。道のため運ぶ。世界から理が一時に寄る。これは取り違いであるで。道の中いろんな道がある。この道何年運んで居る、何年尽して居るのに、こんな事ではなあ。十分聞き分け。こゝ聞き分ける理がある。役員の心を繋いで居る。どうじゃろ、これも一つ理掛かる。どうでも尽そ。世上は何から尽そう。どんな中でもこの事情真実、人に話し理は有って心に真実理が無くてはいかん。心一つ、精神真実定め。めん/\なあたらなあ、又後々道の処難儀しようとてならせん。難儀しようとて出来やせん。運んで了う、尽して了う。身代無くなろ。めん/\一人で無くなして了うは何にもならん。道のためあちらへもこちらへも種を下ろし、道のために尽したなら、何処からでも芽を吹く。又、道のため一つの理あれば、見て居る者は無い。所々種を下ろして、世界からうっとしい理も無くばならん。一時の処はどうなろ。めん/\一つの理に持って、あちらへもこちらへも種を蒔く。あちら不作でも、こちらは十分取れる。こちらから還る、お前は放って置かれんという理は、何処に放って置かれん。一代限りじゃなあと思えば蒔き流し、一時もう理をよう聞き分け。一つの理は為すいんねん諭しの理に籠ってあると諭し、前々蒔いたる理何処へでも生える。これだけ諭したら、真も定まるであろ。よう聞き取ってくれ。
【説明】
此道何年運んでいる、何年尽くしているのにこんな事ではなぁという不足の心はいけない。このあとを十分聞き分けよ。ここを聞き分ける理がある。役員の心をつないでいると思っているが、実際はどうであろう、これも身上お手入れをいただく理に関係がある。世間から何と云われても、どうでも尽くそう何からでも尽くそうというこの真実が大切である。 今一時よく理を聞き分けよ。それはなす因縁の理をさとしている。理がこもっているさとしである。以前に播いた理はどこへでも生える。これだけさとしたら、真実の心も定まるであろう。という意味で、大熱は、なす因縁の理を自覚して不足せず、すれ合うことなく、一手一つになって尽くし運べ。ということを指示しているのであろう。
【摘要】
熱については、物体の摩擦から発熱するように、心の摩擦から、身上に発熱するという理をさとされている。そもそもの理即ち、各自が勝手の心を遣い、一手一つに治まらない理ー仲違いの理ーが発熱となる。よく談じ合い、一手一つになることが発熱を御守護いただく元である。また因縁の自覚が足らず、因縁の理に逆ろうて不足することも、発熱病の元となる。発熱の場合は、各自がたんのうし、またそれぞれがたんのうし合うということが、特に大切であろう。

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