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安堵村飯田岩治郎事情願(事情は神様下がると言うに付将来治め方に付願)

さあ/\尋ねる事情/\、何処にどういう事情、彼処にどういう事情、これまで事情というは皆話、それ/\詰合々々、皆聞いて居る。ほのかの事情にて、人足社と言うて来て居る。何程、どうしてやりたいこうしてやりたい、埋め置いて、皆めんめんやる事情、取り扱い出けん。十分先々諭さにゃならん。これ一つ聞き分け。ならん処尋ねば、さしづを皆してある。さしづ事情、これだけの事なら、それだけの事なら、と日々送り、さしづ事情皆埋れてある。よう聞き分け。まあ内々に一つ事情、時々の話、時々の事情、刻限事情、だん/\これまで幾重話ある。ほんの十のものなら九つまで埋れて、後一つはっちゃ守る事出来ん。聞き入れる事出けん。よう聞き分け。長い話、長い話し掛けたら、一時間や二時間で説き尽す事出来ん。あちら神が下がり、こちら神が下がりて、何処から皆ほんにと分かり難ない。どんな事言うたやら、一時堪えられんような事言うたるそうな。何処から言う、聞き分け/\。人足という、あちらこちら古い事情にて、あちらへちょい/\して置いた。前々の道と、道と/\の理を聞き分け。聞き分けにゃ、分からん。話、あちらこちらちょい/\聞いて居る。聞いて居る中に、一寸何才なる者が、この者いつ/\まで貰い受けたる中に、そのまゝ捨て置いたる。これ分かるか分からんか。所々で一寸々々言葉下ろしてある。すっかり貰い受けたる事情聞き分け。事情皆埋もれたる。年限経つ、見て居るようなもの。今日の事情一時尋ねる。どういう事尋ねるやら分からん。尋ねたらどんな事でも、言葉受けて皆たんのうして帰る。分かる分からん、分からんは道と言う事出けん。道というは、相当道である。取りよう聞きよう難しい。難しい事でも、そこ捌いて行くは取次という。皆遠慮気兼。世上に遠慮は要らん。さしづ理である。事情というは、違う事一つも諭せん。どうもならん。これ諭したら、道十分という。どちらから話し掛け。あちら一寸改めて諭す事情ある。これよう聞き分けにゃならん。これまで危ない処、どうなりこうなり連れて通りゃこそ、通れる。時節で通れるのやない。時節で通れると思うは、心が間違うてあるのやで。よう聞き分けにゃならんで/\。まあこれが仮名な事、軽い事で聞かす。まあ道理から、元々はめん/\が物有りた事人に手渡したようなもの。時々によってこれは結構々々。さあ、これはどう成る。これだけ話したら速やか分かるやろう。

暫くして
渡したようなものや。渡したようなものやと、それはどういうもの。この道三十年二十年後、道理聞き分け。その時我がものというは、生涯我がもの。よう聞き分けて、一時間違う道理よう聞き分け。何処にどういう事授けた、こういう事授けた。それは修理して、作り上げてこそ、我がものである。

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