おさしず検索
安堵村飯田岩治郎の事に付、桝井伊三郎、増野正兵衞の両名運びしも聞き入れ無之に付、如何致して宜しきや願(飯田岩治郎に神様降れりと申し立て、月読命様のお話なりと言い、上田、春木両名が一の取次と申し、信徒へ申し伝え云々に付取り締まり方御願)
さあ/\尋ねる処/\、どうもこれよう思やんしてみよ/\。二十年と言えば二十年、二十年三十年、遠いこの事情思やんしてみよ。どんな者頼り/\、一も取らず二も取らず。よう聞き分け。先々まで一つ迷わせ、今一時大事、一も取らず二も取らず、何をしたんぞいなあ、何をしたぞいなあというようなもの。中途から見えて大いに取り返やしならんで。今が一大事やで。続く/\、先々眺めて、先々見て、年限の理を治めるより効無きものと、一つさしづして置こう。
【説明】
(1) そんなことをして先々の者まで迷わせてはならない。まさに唯今が大事な時である。今のところで治めるならば、どうと言うようなこともなく済んでしまうものであるが、もっと先まで進んで途中から気がついても取り返しはつかない。今が最も大事な場合である。こんな事情はなお続くであろうが、よく将来を見通して長の年限を道につくした理に対する治め方をすること以外に、効果的な方法はないとさしづしておこう。 (2) あれこれ、いずれも得ることなく、あちらこちら所々で事を起こしている者があるが、よく見てみるがよい。そのうち、どれか一つでも、事が治まって成り立っているものがあるか、ありはしないであろう。内々のものに、よく談じ合いをさせて、しっかり取締りをつけなければならない。
(1) そんなことをして先々の者まで迷わせてはならない。まさに唯今が大事な時である。今のところで治めるならば、どうと言うようなこともなく済んでしまうものであるが、もっと先まで進んで途中から気がついても取り返しはつかない。今が最も大事な場合である。こんな事情はなお続くであろうが、よく将来を見通して長の年限を道につくした理に対する治め方をすること以外に、効果的な方法はないとさしづしておこう。 (2) あれこれ、いずれも得ることなく、あちらこちら所々で事を起こしている者があるが、よく見てみるがよい。そのうち、どれか一つでも、事が治まって成り立っているものがあるか、ありはしないであろう。内々のものに、よく談じ合いをさせて、しっかり取締りをつけなければならない。
【摘要】
道を辿る上で大事なことは、一手一つの和であると言える。ところが万一、いろいろな事情の中で、そうした和を欠き、道の理にそむき、道から離れて行くというような者があった場合、そのことをどのように思案し、また、それをいかに扱えばよいのか。これを飯田岩次郎・橋本清の二人にかかわる事件をめぐって伺ったおさしづを通して理解しようとしたものである。 (1) 道の上に我はいらない。自分勝手な心があるから道を間違うことになる。だから、そんなことがあったならば、できるだけ早いうちに治めることが大切である。 (2) 間違って道を離れて行く者があったならば、その者が長い年限の間この道につき、道の上でつくした理を十分に考えて治め方をつけて行くべきである。そのためには、どこまでもつないでいく努力をしなければならない。 (3) 元の理の納得を与えることが大事である。教祖の理、ぢばの理という道の根もとを、しっかり心に治めさせることが大切であり、それが治まっていてこそ、すべてが成り立つことを諭してやるべきである。 (4) それでも離れて行くのならば、もはや致し方がない。悪がはびこったならば、その波及するところは大きいから、人間思案の義理に流れ、誤った理をほかに重ねることがないように整理せざるを得ない。
道を辿る上で大事なことは、一手一つの和であると言える。ところが万一、いろいろな事情の中で、そうした和を欠き、道の理にそむき、道から離れて行くというような者があった場合、そのことをどのように思案し、また、それをいかに扱えばよいのか。これを飯田岩次郎・橋本清の二人にかかわる事件をめぐって伺ったおさしづを通して理解しようとしたものである。 (1) 道の上に我はいらない。自分勝手な心があるから道を間違うことになる。だから、そんなことがあったならば、できるだけ早いうちに治めることが大切である。 (2) 間違って道を離れて行く者があったならば、その者が長い年限の間この道につき、道の上でつくした理を十分に考えて治め方をつけて行くべきである。そのためには、どこまでもつないでいく努力をしなければならない。 (3) 元の理の納得を与えることが大事である。教祖の理、ぢばの理という道の根もとを、しっかり心に治めさせることが大切であり、それが治まっていてこそ、すべてが成り立つことを諭してやるべきである。 (4) それでも離れて行くのならば、もはや致し方がない。悪がはびこったならば、その波及するところは大きいから、人間思案の義理に流れ、誤った理をほかに重ねることがないように整理せざるを得ない。