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河合藤太郎三十八才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上一ついかな事情、どうも長らえてなあ、どうもなあ、と思う。思うから尋ねる。尋ねるからは、一つ諭す。諭すから一つ心に理が治まらねば、何度でも同じ事。道のため誰彼なあ、道のため尽し掛けたる理は、将来と定めて通り、又内々治まり難ない事情もあった。日々身上に掛かりて来たら楽しみ無い/\。よう聞き分け。一時どうとは無い。なれど、だん/\迫るという理/\早くたんのうという理、一寸諭す。よう聞き分け。これまで尽したのになあ、又他に何と思うというは、尽した理は、薄くするようなもの。それ人間という、一代と思たら違う。末代の理に治まる。めん/\もあのようの事と、尽した理は将来末代の理に受け取ったる。これよく諭して、心休めさしてやれ。皆持ち合い運び合いの心持って、運び合いというは、兄弟なら兄弟のように、扶け合い、皆めん/\の事に合わせば、皆めん/\そうであったら/\、人間は、かりもの分からんから。かりもの分かれば、扶け合いの心浮かむ/\。この理諭したら、救けの道理、この理一つである。身上は余程大層なれど、しいかり理が治まれば、又暫くという。