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こたまの身上戸籍に付今後一身いかように致さして貰いしものや、最もおさしづの手続もあれば一同心得まで願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ一度事情という。皆の中/\という。一つまあ余程結構と思うて、一日楽しんだ理もある。なれど、どうも人という、心見て、めんめん身からなれば是非も無い。これを恨みるやない。恨んではならん。身上という身から思うような理で、さあ是非も無い。順序一つ諭し置こう。人間我が身から出したる。我が身からする事どうもなろうまい。たゞ一時道一つ理心に一つ理、人々我が身恨みという。これを一つ理台という。さあ/\相手一つどうしたらよかろう、こうしたらよかろうと結ぶやろう。なれども、元々一つ、これ理聞き分けにゃならん。人の心次第々々々、これよりさあこうして一人暮らしてでも構わん。これではなあと思うなら身一つ心、他にどうしょうこうしょう一時の処、この一つ道理諭するによって、皆々惣々惣々、一時の処治めやるがよかろう。

押して、松村吉太郎より本人の心に聞かせ一身を治める事願
さあ/\人という、人心に尋ねるがよかろう。無理という、良いという/\、この理どうもならん。前々に良きと思たなれど、どうもならん。一人心に理、どうしたらよかろうこうしたらよかろう、日々ある。又どうしたらよいこうしたらよい、一時どうせいこうせい諭す事出来ん。一人暮らしでもだんない。こうして居たら結構。又あちらこちら日柄経つ。理も立つ。又々一つ理からならん。そこで、無理に結ぶがどう、まあ一寸暫くと思う。厄介と思うが、救ける心を持ってやってくれ。ならん中の理は受け取りあるで。これを聞き分け。日々の理にある。この心定めて、楽しんでくれるよう。
【説明】
(1~2)問題は本人の心次第であり、心に治まるところがあるならば、一人暮らしでいても何ら差し支えはない。  先に伺った明治三十四年二月十日こたまの事に付、戸籍を引く事本部員会議してその旨おさしづの上、如何致しましたら宜しう御座りますや願は、これに関連したものと考えられる。その時いただいたおさしづの中には、 「…いんねんの理が分からねばどうもなろまい。かりものと同じ一つの理である。成るも一つの理、成らんも一つ事情、これから聞き分け。どうしょう、そんならそのままということも行こまい。又々後の事情、又々の日も照る日もある…」というお諭しもみられる。
【摘要】
(1) 縁談には何よりも二人の心と心が寄り合い、通い合っていることが大切である。 (2) 神の理に基づいて事を決め、それを生涯末代までもと思い定めてかかることが肝要である。 (3) 縁談とはいんねんあって結ばれるものである。だから互いに心を寄せ合い、つなぎ合って、将来いつまでも治まっていくもと(基礎)をつくるべきである。 (4) 本人同士は言うまでもなく、双方の親をはじめ、みんなが十分に納得し「やれ嬉しい」という喜びの心の理が合っていることが大事である。そうしてこそ、その縁談は十分なまとまりを見ることができる。 (5) 人間思案の義理や都合から判断して、事を運んではならない。重要なのは互いに、真実の心を結び合うことであって形ではない。 (6) 自ら心治まっているのならば、独身であっても何ら差し支えはない。

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