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山瀬文次郎五十八才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上にどうも一時心得ん、長らえて心得ん。一寸障りから一寸の事なら/\と思い/\通りたる。何よ、よく/\順序諭す。いかな事も聞き分け。長らえて道筋道すがら、年限数えば余程長い年限、最初どういう事こういう事と思い/\通り、だん/\通りたる一代。人というは、一代と思えば何をしたんと思う。なれど、そうやない。所にいかな理も治まった処見て、一代にこれだけ出けたる。一代の間に乏し処から、どうなりこうなりいかなる処、一時出けたる。どうなり世界穏やかなる処に身上迫る処、いかな事と思う。よう聞き分け。前々早く順序掛かり、一寸諭したる処ある。この処、一寸早く聞かして、楽しましてくれ/\。

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さあ/\何かの処もこれと思う処、掛かる処早く満足。こうなれば案じるやろ。すうきり治まるで。早く安心さすがよい。最初からどういう処も通りたる。何も難儀不自由はさゝん/\。一時の処どうもならん処、あゝという処通りたる処、神が受け取ったる。この理聞かして、しいかり楽しましてくれるよう。

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